氏 名
佐藤 純恵(准教授)
SATO Sumie
担当科目
 学 部 社会科学のための数学1、社会科学のための数学2、経済学1、経済学2、教養特設科目B(統計学1)、教養特設科目B(統計学2) 
研究分野
応用計量経済学
研究の紹介

アジアや日本の不平等や所得格差の改善の課題について、統計データを用いた実証分析を行っています。

現在の研究テーマは、以下のとおりです。

(1) 教育による個人の人的資本の蓄積の促進は、所得格差を改善できるか。(ミクロレベル分析・労働経済学)

(2) 災害によって生じる資産の毀損への対応は、所得格差の拡大を緩和できるか。(ミクロレベル分析・災害の経済学)

(3) 地域活性化は、地域間の所得格差を改善できるか。(マクロレベル分析・地域政策)

これまで多くの研究によって、家計の経済格差が子どもの学力格差や教育格差につながり、次世代の経済状態に重要な影響を及ぼすことが示されてきました。しかし、家計の経済的・社会的環境は所与ではなく、現実社会では様々な外生的ショック(例えば、地震、水害といった災害など)が起こりうる可能性があります。このような外生的環境の変化が次世代の貧困を再生産するメカニズムについての研究を進めています。

主要業績
論文豊田利久, 崔青林, 池田真幸, 佐藤純恵, 堀江進也, 中村洋光, 藤原広行(2020).「地震による直接被害額のリアルタイム推計に関する研究」, 『地域安全学会論文集』, No.36, pp.1-10.
論文堀江進也, 佐藤純恵, 萩原泰治(2019). 「地場産品のブランド名変更が消費者の購買行動に与える効果」, 『国民経済雑誌』, Vol.220, No.5, pp.49-61.
論文Sumie Sato and Mototsugu Fukushige(2012). "The Chinese economy and income inequality among East Asian countries",China Economic Journal,Vol. 5,No. 1,p. 1-15.
論文Sumie Sato and Mototsugu Fukushige(2011). "The North Korean economy: Escape from import-led growth",Journal of Asian Economics,Vol. 22,No. 1,p. 76-83.
論文Sumie Sato and Mototsugu Fukushige(2009). "Globalization and economic inequality in the short and long run: The case of South Korea 1975-1995",Journal of Asian Economics,Vol. 20,No. 1,p. 62-68.
学生へのメッセージ
今、この瞬間を大切にしていますか。 今、この瞬間があなたの人生で一番輝いています。 過去に良くも悪くもこだわることなく、未来に先延ばしすることはせず、今を大切にしてください。 今、この瞬間を大切にすること、その積み重ねが未来のあなたの姿です。応援しています。

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