学部の特徴
法学部では、幅広い法律学・政治学的素養を備え、国際的・先端的な高度の専門的領域に対応しうるリーガル・マインド(法的思考能力)を持った人材を育成します。
教育の理念
情報化社会や国際化が進むなか、企業の国際取引や、知的所有権、個人情報の保護など、法律専門家に対する需要は、今後ますます高まっていくことが予想されます。そうした新しい領域での法律問題に対応するためには、基本的な法律知識の確実な修得のみならず、法律学・政治学以外の幅広い分野の教養や知識が不可欠となります。こうした法学部に期待される新しいニーズに対応するための基礎力をしっかりと身につけることができる教育を実践し、公務員試験や各種の法律系資格試験を視野に入れながら、教養科目を含む幅広い法学・政治学分野に対応できる法ジェネラリストの養成を目指します。各学生は、名城大学の伝統である「実学重視」の教育方針のもと、自分の目指す目標にあった科目を選択し、その目標に到達できるように構成されたカリキュラムに従って学修していくことになります。
3つのポリシー
法的思考及び法的素養を修得させることにより、社会のみならず自己に対する客観的な視点を持ち、正義感と倫理観を兼ね備えて、自分で考え判断することのできる人材の養成を目的とします。詳しい基本方針についてはこちらをご覧ください。
法学部で学ぶためには、
- 国語、英語の基礎的な知識とコミュニケーション力
- 社会に関する知識と理解
- 世界、国家、社会、そして社会を構成する人間に対する関心と想像力
- 法律学以外の、諸々の学問分野にも興味をもてるような、知的好奇心
が望まれます。
法学部の教育課程は、
- 法に関する基本的な知識と思考力を身につけさせるべく、基本科目(いわゆる六法科目)を充実させるとともに、少人数の演習科目をしかるべく配置すること
- 社会の多元化および学生の多様で専門化した関心に応えるべく、多数の展開的科目(いわゆる六法科目以外の科目であって、基礎法学、政治学などをも含む)をできる限り柔軟に配置すること
を重点に編成しています。
法学部に4年以上在籍し、法学部が定める卒業に必要な124単位以上を修得し、法に関する基本的な知識と思考力を身につけた学生に対して、学士(法学)の学位を授与します。
法に関する基本的な知識と思考力とは、
- 法律の条文と調べ方に関する知識
- 個々の条文の背景にある制度および原理原則に対する理解
- 法の解釈と適用を行う思考力
- 社会と人間に対する原理的考察力
をいいます。
進級・卒業に必要な単位数
進級に必要な単位数
2年生から3年生に進級するには、48単位以上の単位数を取得していることが必要となります。
卒業に必要な単位数
学士(法学)として卒業するには、科目群ごとに設定された履修要件を満たしたうえで、教養教育部門から38単位以上、専門教育部門から86単位以上の、計124単位以上を取得することが必要となります。