- 氏 名
- 植木 淳(教授)
- UEKI Atsushi
- 担当科目
- 研究分野
- 憲法学(人権論)
- 研究の紹介
- 憲法14条「平等原則」及び憲法25条「生存権」を中心として、「個人の尊重」が実現されるための法解釈論の構築を目指しています。特に、障害のある人の権利との関係では、アメリカ合衆国憲法修正14条「平等保護条項」及び障害のあるアメリカ人の法律(ADA)との関係を参考にすることによって、日本国憲法14条から障害差別禁止法理を析出することを試みており、2016年4月から施行される障害者差別解消法を見据えながら、従来の障害差別判例を分析してきました。その一方で、憲法25条との関係では、「生存権」は所得保障だけでなく社会サービス保障も要求しているという立場から、介護請求権に関する判例を分析してきました。
- 主要業績
- 学生へのメッセージ
- 公共的な問題について、大学という公共的空間(ないし擬似公共的空間)において、学び、意見を述べ、議論することを通じて、一人の市民・社会人として将来必要とされる素養を身につけていただきたいと思います。その意味で、法律学・政治学の専門的知識を習得するということもさることながら、学生らしい自由で闊達な議論をしていただきたいと切に願っています。自分の意見を遠慮することなく主張し、相手の意見を真摯に聞いたうえで議論するという、ある意味では学生だけに許される経験を体験してください。
学 部 | 基礎演習1、基礎演習2、応用演習1、応用演習2、専門演習1、専門演習2、外国法1、憲法1、特設科目B(法文化4) |
大学院 | 憲法特殊研究1、憲法特殊研究4、憲法1(統治機構)、憲法4(比較憲法) |
著書 | 『障害のある人の権利と法』(日本評論社、2011年) |
論文 | 「介護請求訴訟の展開―生存権理論の再検討を含めて(1)(2・完)」北九州市立大学法政論集40巻4号、41巻1号(2013年) |
論文 | 「日本国憲法と『自立』」憲法問題24号(2013年) |
論文 | 「日本国憲法と合理的配慮」法律時報87巻1号(2015年) |
論文 | 「社会保障法と憲法」社会保障法研究6号(2016年) |