氏 名
仁井田 崇(准教授)
NIITA Takashi
担当科目
学 部専門演習1、専門演習2、政治学入門、政治思想史 
大学院政治学1(政治理論・思想) 
研究分野
政治思想史、政治学
研究の紹介
19世紀末から20世紀初頭にかけての、ロシア、アメリカ、日本における民主主義思想、社会主義思想についての研究をしています。民主主義思想、社会主義思想というものは元々ヨーロッパ生まれの政治思想です。ロシアやアメリカ、日本はそれを「輸入」したわけですが、その際、土着の政治思想と融合したり、自らのお国柄に合うように解釈を変えられたりといったことが生じました。それだけでなく、既に19世紀においてもこれらの国々は相互にネットワークを構築して、影響を与え合っていたのです。このような政治思想の「伝播」と「交流」のダイナミズムを捉えることで、「政治」というものを多角的に分析していこうというのが、私の研究の狙いです。
主要業績
論文「日露戦争とロシア正教会イデオロギー」 (軍事史学会編『日露戦争(一)国際的文脈』所収、錦正社、2004年)
著書壷内慎二・小葉武史・石黒義昭・山本史華編『学びのシラバス』 (「第4講 政治学」担当、萌書房、2009年)
論文「ボリシェヴィキにおける民主主義理解の諸相-制度としての民主主義と生の様式としての民主主義」 (『地域創造学研究Ⅶ』奈良県立大学研究季報第21巻第1号、2010年)
論文「アイン・ランドとロシア・ニヒリズム-ネイティブ・アナーキズムとリバタリアニズムの間で」 (『三重大学法経論叢』第28巻第1号、2010年)
学生へのメッセージ
「つまらないものを、あえて面白がってみる」ということを心がけてみてください。「なんでこんなつまらないこと、どうでもいいことを勉強しなきゃならないんだろう」ではなく、「こんなつまらないこと、どうでもいいことを面白がって勉強してみる俺って(私って)スゴイ!」という姿勢が重要です。これは授業に限った話ではなく、サークル活動やアルバイトなどにも言えることです。「つまらないからやらない」という姿勢では4年間の学生生活が無駄になってしまいます。どんなつまらないことからも何かを学べるものだと考えれば、大学生活が楽しくなりますよ。

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