氏 名
二本栁 誠(教授)
NIHONYANAGI Makoto
担当科目
学 部基礎演習1、応用演習2、専門演習1、刑法1、特設科目B(法務演習1)、特設科目B(法務演習2)
大学院公法研究指導1、公法研究指導2、刑事法Ⅰ(刑法理論)
研究分野
刑法
研究の紹介
大学院生時代から,未遂犯論をメインの研究テーマに据えています。比較法的には,ドイツの未遂犯論を参照してきました(2015年9月から1年間,ドイツのマックス・プランク外国国際刑法研究所における在外研究の機会を得ました。)。最近はとりわけ,詐欺罪における未遂犯論に興味があります。
主要業績
論文「詐欺罪における実行の着手――最高裁平成30年3月22日第一小法廷判決を契機として――」刑事法ジャーナル57号(2018年)33頁以下
論文「ドイツにおける実行の着手論」名城ロースクール・レビュー41号(2018年)139頁以下
論文「騙されたふり作戦と受け子の罪責」名城法学67巻1号(2017年)209頁以下
論文「ドイツ未遂犯論における直接性について(1)(2)(3)(4)(5)(6)(未完)」名城ロースクール・レビュー37号(2016年)41頁以下,38号(2017年)119頁以下,39号103頁以下,40号159頁以下,42号(2018年)97頁以下,44号(2019年)83頁以下
論文「振り込め詐欺の法的構成・既遂時期・未遂時期――かけ子の罪責を中心に――(1) (2・完)」名城ロースクール・レビュー33号(2015年)1頁以下,34号27頁以下
学生へのメッセージ
法律学においてある説を主張する際に重要なのは,主張者の数の多さや声の大きさよりむしろ,言葉による理由付けです。これと一応区別でき,勝るとも劣らない重要性を持つのが,自説に対して向けられる批判への対応です。判例だから,通説だから,あるいは心酔している先生が支持する説だからといって,批判から自由なわけではありません。批判への対応としては,即座の反論が代表的ですが,一旦保留することも考えられます。また,批判を甘受することや,自説を改めることも,真摯な検討を経ている限りは立派な対応です。他方で,避けなければならないのは思考の放棄です。ある説に対して向けられる批判はしばしば,その説をよりよく理解するための鍵であり,また,その説が克服すべき課題を示しています。学生の皆さんにおかれましては,批判に対して心を開き,柔軟に対応できるようになることを期待します。

News & Information