氏 名
伊川 正樹(教授)
IGAWA Masaki
担当科目
学 部租税法、外国法1特設科目A (実践法教育)、特設科目B (税務入門)、教養特設科目B(名城進路講座―大志を抱け)教養特設科目B(名城進路講座―考動力)、基礎演習1、基礎演習2、専門演習、卒業研究演習 
大学院公法研究指導1、公法研究指導2、行政法4(租税法1)、行政法5(租税法2) 
研究分野
租税法
研究の紹介
租税法の中でも、特に、譲渡所得税と地方税制について研究しています。 譲渡所得とは、資産の譲渡を機会として、保有期間中の値上益を課税するというものです。私の主たる関心は、「資産の譲渡」という概念を明らかにすることにあります。資産に関する権利等の移転があれば「資産の譲渡」と扱って課税をする現行法上のしくみは、理論的に説明のつかない事象が多数存在しています。さらにその理論は所得税法の中でも最難関とされています。しかし、実務上は避けては通れない非常に重要な問題です。アメリカの事例との比較の上で、この問題に取り組んでいます。 もう一つの研究テーマである地方税制については、地方公共団体が地方税法の枠の中でどのようにして課税自主権を行使できるか、真の地方分権を実現するための自主財源を確保するためにはどのような税制が可能かということを研究しています。その成果の実現として、名古屋市税制研究会のメンバーとして、市税の新たな方向性について具体的な提言を行っています。名古屋市長が公約としている「市民税10%減税」についても、法的な側面から発言しています。
主要業績
論文「譲渡所得課税における『資産の譲渡』」税法学561号3頁(2009年)
論文「アメリカにおける税務訴訟の実態(1)(2)」民商法雑誌133巻1号99頁、2号62頁(2005年)
論文「所得の年度帰属に関する一考察」『現代の行政紛争』247頁(2004年)
論文「地方目的税の今後の可能性」日本租税理論研究会編『地方自治と税財政制度』35頁(2006年)
著書中村芳昭・三木義一編著『演習ノート租税法』(法学書院)(2007年、2008年)[分担執筆]
学生へのメッセージ
せっかく縁があって名城大学法学部に入学したのですから、学生生活の中で何か一つでも「自分はこれを学生時代にやった!」と言えるものを残せるように、やってみたいことに取り組んでください。 「お金はあるけど時間がない」というのが社会人。「時間はあるけどお金がない」というのが学生。私たち教員の仕事は、学生のみなさんがやりたいと思うことをサポートすることだと思っています。いや、お金を出してあげるという意味ではないですよ(^^; でも、世の中にはお金をかけなくてもできることはたくさんありますし、協力を仰ぐ方法はいくらでもあります。学生のみなさんが意欲を見せてくれなければ、私たちから手助けをすることはできません。できるだけ大学や教職員とかかわりを持つようにしてください。そうすれば、自分の大学に誇りを持てるようになります。 自分の境遇や学歴を嘆く前に、自分が何ができるか、何をしたいのか、前向きに考えることで人生が明るく、楽しいものになるはずです。勉強をがんばる人、スポーツで活躍する人、サークルやイベントで能力を発揮する人。いろんな個性が集まるのが大学、そして法学部です。一生に一度しかない学生時代を実りあるものにできるよう、一緒にがんばりましょう!

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