氏 名
伊藤 博路(教授)
ITOH Hiromichi
担当科目
学 部基礎演習1、基礎演習2、応用演習1、応用演習2、専門演習1、刑事訴訟法、刑事政策
大学院公法研究指導1、公法研究指導2、刑事法3(刑事訴訟法)、刑事法特殊研究指導1、刑事法特殊研究3
研究分野
刑事訴訟法
研究の紹介
刑事裁判では、公判廷に顕出された証拠にもとづいて事実認定を行い、有罪・無罪を判断します。事実認定の基礎となるのは証拠ですから、ある資料を証拠とすることができるか否かは重要なポイントとなります。そして事実認定の正確性を確保するために採用されている規律(ルール)として、又聞きの供述を原則として証拠から排除するという伝聞法則があります。この伝聞法則を主たる研究テーマとしています。その他、自己負罪拒否特権の歴史的考察、類似事実の立証、裁判員裁判における量刑の問題などにも取り組んでいます。
主要業績
論文「GPS捜査の強制処分性の本質について―最高裁大法廷平成29年3月15日判決を契機として」名城ロースクール・レビュー43号(2018年)
論文「自己負罪拒否特権の起源についての一考察」吉田敏雄=宮沢節生=丸山治編『罪と罰・非情にして人間的なるもの―小暮得雄先生古稀祝賀論文集』(信山社、2005年)
論文「伝聞証拠の非供述証拠的使用についての一考察」寺崎嘉博=白取祐司編『激動期の刑事法学—能勢弘之先生追悼論集』(信山社、2003年)
論文「伝聞法則の適用範囲に関する一試論(1)-(5・完)」北大法学論集48巻4号、同5号、49巻1号、同2号、同3号(1997~1998年)
論文「陪審における説示と評議-素人の事実認定の可能性と限界」北大法学論集45巻3号(1994年)
学生へのメッセージ
法学には唯一無二の答えというものが常に存在するわけではありません。ですから講義では、刑事訴訟法の基本原則についての理解を深めるとともに、判例と学説とが鋭く対立する点について考察していきます。演習では、答えを教えてもらおうとするのではなく、自ら学び探求して自分なりに論理だてた結論を導き出す力をつけられるようにお手伝いしたいと思います。大学生活では自由な時間を比較的多く持つことができます。それをどう生かすかは自分次第です。講義後に、授業内容を確認し、分かりにくかった点を考え直してみる。演習では、自分の意見を述べることができるように、事前に調べたり、考えたことをノートに書き出してみる。自ら取り組む姿勢が充実した時間につながります。

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