氏 名
萩野 貴史(准教授)
HAGINO Takashi
担当科目
 学 部 刑法2、刑事政策、特設科目A (実践法教育)、基礎演習1、応用演習2、専門演習、卒業研究演習 
大学院公法研究指導1、刑事法4(刑事政策)
研究分野
刑事法学
研究の紹介
刑法学の中でも、不作為犯処罰の限界に関心をもって研究をしています。通常、法的に禁じられた行動をすること(人を殺害すること、他人の物を盗むことなど)が、犯罪となります。しかし、法的に命じられた行動をしないこと(不作為)が、犯罪として処罰対象となる場合があります。たとえば、自分の子どもに「食事を与えない」で、その子どもを餓死させた場合などがこれに当たるでしょう。では、子どもに食事を与えなければいけない(それを怠って子どもが死亡した場合に、処罰対象となる)のは、どのような関係にある人なのでしょうか。他人の子どもにも、やはり食事を与える義務があるのでしょうか。このような、法的な義務を負う者に関する総論的な研究のほか、具体的な犯罪の種類(殺人罪、放火罪、詐欺罪など)に着目した各論的な研究にも、近時、関心をもっています。
主要業績
論文「不真正不作為犯における構成要件的同価値性の要件について(1)~(3)」名古屋学院大学論集社会科学篇50巻3号(2014年)、50巻4号(2014年)、51巻4号(2015年)
論文「不真正不作為犯における『特別な要件』の意義 ―保障人的地位および(狭義の)同価値性の要件について―」刑事法ジャーナル46号(2015年)
論文「義務犯論について」名古屋学院大学法学部開設記念論文集(2014年)
論文「外国人登録不申請罪の構造と公訴時効の起算点」曽根威彦先生・田口守一先生古稀祝賀論文集〔上巻〕(2014年)
論文「作為犯と不作為犯の区別について ―不作為犯における作為義務の主体・内容に関する検討の必要性―」獨協ロー・ジャーナル7号(2012年)
学生へのメッセージ

自分の大学生活を振り返ると、「面倒だな」、「やりたくないな」と思うことであっても、思い切って積極的にかかわるうちに、意外と面白くなってしまうことがありました。そして、今では、ゼミや部活など、積極的に取り組んだものほど良い思い出として記憶に残っています。また、こうした場を通じて出会うことのできた恩師や友人とは、今でも交流が続いています。

4年間という限られた時間の中で、大学生(あるいは法学部生)にしかできないことをできるだけ数多く経験してほしいです。

大学生活は、社会に飛び立つための「助走期間」と評されることもあります。学業や部活・サークル、アルバイト、さらには友人と過ごす時間などの様々な経験を通じて飛び立つ方向を定めるとともに、助走の内容も充実したものにすれば、大きく飛び立つことができるのではないでしょうか。

こうした「助走期間」を有意義なものにするため、少しでもお役に立てればと思います。


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