氏 名
松本 俊太(教授)
MATSUMOTO Shunta
担当科目
学 部政治過程論、現代日本政治、政治学入門、特設科目B(法文化4)、基礎演習、専門演習 
大学院政治学研究指導1、政治学特別(比較政治研究) 
研究分野
政治過程論(現代政治の実証分析)とくに現代アメリカ政治(議会・大統領制・政党制)および現代日本政治(国会・執政部)
研究の紹介
主に現代のアメリカおよび日本の議会を対象に、議員や政府の行動や、政策がつくられてゆく過程について、実証分析を行っています。2017年の1月に、ようやく単著を刊行することができました。その研究では、アメリカ大統領に期待される役割が、「行政の長」という本来のものから「政党の顔」という面へと移ってきているため,大統領が超党派的な支持を議会から得ることが難しくなっていることを論じています。この議論を実証する手段は、議会での採決の計量分析・大統領の行動(対人接触や演説)の分析・立法過程の事例研究など多岐にわたっています。散漫な研究になってはいけないのは勿論ですが、多様な方法から現実の政治を説明できる(あるいはする必要がある)こともまた、現代政治の実証分析を行う醍醐味のひとつであることを確認できればと思っています。
主要業績
著書『アメリカ大統領は分極化した議会で何ができるか』(ミネルヴァ書房、2017年)
論文「国会議員はなぜ委員会で発言するのか?―政党・議員・選挙制度―」『選挙研究』第26巻第2号(共著)(2010年)
論文「1990年代国会改革の政策過程論と新制度論」新川敏光編『現代日本政治の争点』所収(法律文化社、2013年)
論文 「連邦議会指導部によるコミュニケーション戦略の発達と2012年連邦議会選挙」吉野孝・前嶋和弘編『オバマ後のアメリカ政治』所収(東信堂、2014年)
論文「アメリカ連邦レベルの選挙ガバナンス――アメリカ投票支援法(Help America Vote Act)から10年――」大西裕編 『選挙ガバナンスの実態 世界編』所収(ミネルヴァ書房、2017年)
学生へのメッセージ
社会は法を中心とする「制度」または「ルール」と呼ばれるものによって成り立っています。しかし現実には、人はしばしばルールを破ったり好き勝手なことをしたりしますし、そもそもルールをつくるのは生身の人間です。したがって、社会を理解するためには「制度」を学ぶだけでなく、その制度の制約の中で、ありのままの人間がどのように「行動」するのかを理解することが大事です。これこそが、とくに法学部において政治学を学ぶことの意義のひとつです。また、政治に限らず世の中の現実を理解するためには、法律学だけでなく、経済学や心理学など、他の学問分野の知識も駆使します。法学部にて政治学を学ぶことは、法律の他にも色々学びたいという人にとってはベストの選択であると思います。もちろん、法律を専門に学びたい人にとっても、同じ対象を法律学とは違った角度から眺めるものであり、それは非常に意義のあることです。意欲ある学生さんが、名城大学法学部に入学され、存分に学ばれることを期待します。

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