2011年度 講師一覧

4月12日
オリエンテーション

第2回(4月19日)

自分の人生をプロデュースしよう

自分の人生はいうまでもなく自分のもの。しかし「気がつけばこうなっていた」、「これしか選択肢がなかったから仕方ない」などという「しぶしぶな生き方」をしている若者も存在する。なぜそうなってしまうのか、自分の手で思い通りに人生を選択するにはどうしたらいいのか、過去に出会った大勢の学生あるいは活躍する社会人の例を挙げ、わかりやすく解説する。

講 師

矢島 裕子
(株)学情・大学非常勤講師

プロフィール

名城大学法学部卒業後、株式会社学情に入社。企画営業部に配属され、以後数百社にのぼる企業の採用活動支援経験を持つ、人事担当者の本音を知り尽くした採用支援のエキスパート。2,000名を超える学生の面接経験を持ち、東海地区を中心とした40校以上の大学・短大で就職ガイダンス講師も務める。現在はフリーのキャリアサポーターとして、各大学でのキャリア関連講座、就職活動関連講座の講師を務めるほか、愛知文教大学非常勤講師として「キャリア支援」講座を担当。

レポートのテーマ

今のあなたが「なりたい自分」とはどのような人物ですか?そのために不足しているものは何だと思いますか?それを今後どのように身につけていきますか?

※ 字数の目安 : 2,000字程度
※ 提出期限 : 5月10日(火)講義時。教室内で回収。

第3回(4月26日)

一度かぎりの人生、楽しくしなければもったいない。<少しでもはやく気がついた者勝ち!?>

学生から社会人になる(就職する)という時、サラリーマンや公務員だけでは無い選択。<起業する>という人生の選択。地方出身で出来の悪いひとりの学生が、何の地盤や信用の無い名古屋でのビジネスが何故支持を得られたのか?キーポイントとなる人達との出会いなど、少しでも皆さんの参考になればうれしく思い、ざっくばらんにお話させていただきます。

講 師

平田 邦治
(有)SIN代表取締役・タチヤ元社長

プロフィール

和歌山県出身。名城大学法学部在学中、(株)タチヤ取締役就任。卒業と同時に代表取締役社長就任。<ひとり一人が商売人><最強の100億円食品スーパー>をモットーに独自の商法で<生鮮食材の激安プロショップ・タチヤ>を展開し、年商100億円の企業へ成長させる。ユニークな経営手法が数々のメディアで取り上げられ注目され、2005年M&Aにて東証1部上場(株)バローのグループ企業となる。現在、投資会社を経営する傍ら、<100人の社長を育てる>を身上に日本各地の若手企業経営者の相談役を勤める。

レポートのテーマ

 <自分の人生のロードマップの作成> 約10年後の自分。30歳のなりたい自分をイメージして(自分の10年後へ)の未来ロードマップを作ってください。その為に、今何をしなければいけないのか?いつまでに何をするのか?逆算した時間軸で考えてください。

※ 字数の目安 : 2,000字程度
※ 提出期限 : 5月17日(火)講義時。教室内で回収。

第4回(5月10日)

オープンマインドで進もう

人生は予期しない出来事の連続です。さまざまな経験を積んでいくうちに、新しい好奇心が湧いたり、偶然の出来事や出会いをきっかけに、それまで考えもしなかったような進路を歩んだりすることもあります。学生の皆さんが、いまから自分の未来のキャリアを考えることは大切ですが、まだはっきりしないからといって悩むこともないと思います。私自身、大学を卒業してから、いろいろな職業を経験し、多くの人と出会いました。そのなかで考えたこと、感じたことをお話ししたいと思います。受講生の皆さんには、気軽に講義に参加していただきたいと思います。

講 師

鈴木 康幸
大府市役所職員

プロフィール

愛知県出身。名城大学法学部を卒業後、教育関連企業に入社し、兵庫県で企画営業を担当する。同社を退職後、長野県の農家に住み込み、農業を経験する。その後、ホテルのマーケティングを担当、さらにショットバーの店長を経て、現在は大府市役所に勤務する。

レポートのテーマ

これまで自分の人生を左右した出来事や出会いはなんですか?どんな出来事や出会いがあって、その後の自分はどのように変わりましたか?

※ 字数の目安 : 2,000字程度
※ 提出期限 : 5月31日(火)講義時。教室内で回収。

第5回(5月17日)

目標に向かって努力するということ

人生には努力が報われないことも数多くあります。しかし、失敗にめげていては次に進むことは出来ません。 冷静に敗因を分析し、必ず達成するという強い気持ちを持って目標に取り組めば、不可能と思える壁もいつか乗り越えられると信じて努力してみませんか。

学生時代は挫折の連続でしたが、名城大学の素晴らしい先生や先輩方のご指導のお陰で、失敗の連鎖から抜け出すことが出来たと感じています。

公務員試験に合格するまでの軌跡と、約20年の公務員として体験をお話しすることで、少しでも学生の皆さんの参考になることがあれば幸いです。

講 師

太田 志穂
名古屋市役所職員

プロフィール

愛知県立大学在学中に、名城大学の公務員試験対策講座を約2年に亘って受講させていただき、名古屋市(行政職・法律)の試験に合格。現在、名古屋市役所に勤務。

レポートのテーマ

あなたがこれまでに目標としてきたことは何ですか。目標を達成するためにどのような努力をしましたか。その努力はその後のあなたにどのような影響を与えていますか。また、目標が達成されなかった場合、その原因はどこにあると考えますか。その経験を今後どのように生かしていこうと考えていますか。

※ 字数の目安 : 2,000字程度
※ 提出期限 : 6月7日(火)講義時。教室内で回収。

第6回(5月24日)

市民に対し「感謝する気持ち」から

講 師

福田 泰敏
名古屋市役所職員

プロフィール

昭和57年に大学院法学研究科修士課程を修了し、先輩の勧めがあって、昭和59年に名古屋市役所に就職しました。市役所では、主に健康と福祉に関する部署で「ゆりかごから墓場」までの業務に従事してきています。

学生時代は、(旧)司法試験合格の夢を持っていました。今の自分の原点は、受験勉強に励んだ国家試験研究会にあると思います。また、夏休みには、国内旅行で見聞を広げていました。今も日本の原風景をめぐる旅に出かけています。

後輩諸君には、生活をしていくための武器を見につけてほしいと思います。

レポートのテーマ

いま感謝していること(もの)はなんですか。具体的にイメージしてあげられるだけ(最低5つ)書いてください。このレポートを書いて自分が変わったと思うことはなんですか。

※ 字数の目安 : 2,000字程度
※ 提出期限 : 6月14日(火)講義時。教室内で回収。

第7回(5月31日)

とりあえず始めましょう。挑戦してみましょう。

法学部入学から現在に至るまでの自身の学歴、職歴と各種資格試験の受験経験を対比させて経験を披歴しながら、個々の受験体験が現在の仕事に多大な影響を与えていることを伝えて、学生の皆さんが積極的に資格取得や学習への意気込みを高めてもらおうと思います。具体的には、

A 法学部は役立つ
  • 法学部と税理士は直接関係ないと思われがちだが、税金は税法という法律で規定され運用されており、法律は税金以外にも幅広く重要、必須の知識。
  • 刑法、憲法、法制史等も、関係なさそうだが重要。
B 資格、経験は役立つ
  • 英会話を習った経験がアメリカ研修等の機会につながる。
  • 宅建の受験勉強が不動産関係の業務に貢献。
C その他
  • 礼儀、一般常識も大切。

講 師

稗田 宏
税理士・行政書士

プロフィール

今から30年前に、多くの皆さんと同様初めて法律の講義を受けました。弁護士になる、あるいは法律関係の仕事に就く、といった具体的な目的や目標があったわけではなく、なんとなく潰しがきくかな、といった考えで法学部を選択しましたので、入学してからも勉強に身が入らず、ただ毎日が過ぎて行きました。

そんな私が、車に無線機(今の携帯電話でしょうか)を取り付けるためにアマチュア無線の資格を取りました。今振り返ると、その受験勉強をする中で、資格取得の要領のようなものをつかんだのだと思います。資格試験には合格のためのテクニックがある、それを身につければ合格する、といった自信のようなものが生まれたのでしょう。

税理士と無線、という全く関係なさそうな資格ですが、あの試験に合格していなかったら現在の仕事に就いていないと思います。30年前に「車に電話がほしい」と思い受験を決めて試験対策をして合格した、という小さな行動が私の将来を変えたのだと思います。どんな試験でも体験でも良いのです。皆さんの仕事や人生に関係なさそうでもかまいません。とりあえず始めてみましょう、挑戦してみましょう。10年後、20年後そして30年後のあなたのために。

レポートのテーマ

あなたのチャレンジしてみたい資格、免許は何ですか?それらの資格や免許はあなたの将来にどのように役立つと考えますか?

※ 字数の目安 : 2,000字程度
※ 提出期限 : 6月21日(火)講義時。教室内で回収。

第8回(6月7日)

プロデビュー前4年間の過し方

私が銀行員になり、初めてお客様を担当した時の衝撃を思い出してみると、

  • デビューしたばかりの担当者であってもお客様から見れば、ベテランも新人も関係なく同じ担当者であるということ。
  • 担当者である自分に向けて様々な相談を経営者の方が寄せて下さる立場となること。

その責任の重さと遣り甲斐に武者震いをした事を昨日の事の様に思い出します。

学生の皆様には、こんな私の経験をベースに、社会人になれば即プロである事を認識していただき、プロになる前の最後の4年間の過し方、考え方など少しでも参考になる話をさせて頂ければと考えております。

講 師

小森 俊宏
三菱東京UFJ銀行

プロフィール

名城大学法学部を卒業し、株式会社東海銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。支店3ケ店で合計10年強を法人営業担当者として過す。その後本部に異動して現在に至る。

支店に在籍している期間は、法人各社様の資金調達、運用、リスクヘッジに関する相談業務に従事。本部では、法人各社様の決済業務に対するソリューション提供などを推進。銀行員生活を一貫して法人部門で過してきた。

レポートのテーマ

自分が考えるプロの理想像。理想像に近づく為に学生生活4年間をどう過ごすかについての決意と具体的なプランを纏めて下さい。

※ 字数の目安 : 2,000字程度
※ 提出期限 : 6月28日(火)講義時。教室内で回収。

第9回(6月14日)

国税専門官の仕事及び税金のあれこれ

「学生時代の思い出話」

「現在の仕事の内容及び仕事に従事する中で、後輩の皆さんに伝えたい事」

「国税専門官の仕事及び税金のあれこれ」

講 師

三尾 剛敏
国税専門官(名古屋国税局)

プロフィール

1976年(昭和51年)3月に名城大学法学部を卒業し、国税専門官6期生として名古屋国税局に採用となり、3ヶ月の東京研修の後、一宮税務署法人課税部門勤務となり、その後、岐阜県内及び愛知県内の各税務署法人税部門の勤務を経て、2004年(平成16年)7月より、名古屋国税局調査部で愛知・岐阜・三重・静岡の4県下の大規模法人の法人税及び消費税の調査事務に従事しております。

レポートのテーマ

税法を立案する財務省の担当者として、今回の大震災を踏まえて、今後の税法をどう改正すべきか?増税すべきか、減税すべきか、どのような税目をどの程度増税あるいは減税すべきか。また、税金の有効な使い方について。

※ 字数の目安 : 2,000字程度
※ 提出期限 : 7月5日(火)講義時。教室内で回収。

第10回(6月21日)

大学生活のキャリアデザイン

  1. 現在の仕事について
    愛知県の組織と所掌業務、私が配属された県税事務所の業務について簡単に説明したいと考えています。
  2. 私の学生時代について
    私の高校から大学までの学生生活を振り返り、お話しようと考えています。特に重点を「進路の選択について、その進路に進むためにした準備・勉強計画等について」に置こうと思います。
  3. キャリアデザインを演習
    私が愛知県の研修で行ったキャリアデザインを学生の皆さんにもやっていただこうと思います。 キャリアデザインは「3年後、自分がどうなっていたいか。そのためには1年後、どうなっていなければならないか。そして、そのためには今、何をやればいけないか。」ということを表に書き出す形式で行います。

講 師

鈴木 良紀
愛知県職員

プロフィール

平成17年に高校を中退し、1年間の浪人を経て、平成19年名城大学法学部法学科に入学しました。

高校・浪人時代にあまり勉強しなかったことを反省し、大学では講義と資格の勉強に力を注ぎました。

資格での勉強やゼミの演習を受ける中で、公務員試験を受けることを考えるようになりました。

平成22年度の愛知県職員採用候補者試験(行政I)に合格し、平成23年3月に大学を卒業。

平成23年4月に愛知県に入庁、名古屋東部県税事務所に配属され、県税を扱う業務に従事することになりました。

現在は新しい経験の連続に四苦八苦しながら、税務の勉強をしています。

レポートのテーマ

次の①~③について、すべて書いてください。

今までの学生生活(授業・部活・サークル・アルバイト等)を振り返り、その中で自分としての目標を持ち実行してきたことを書いてください。
先週の1週間をどのように過ごしたかを思い出し、①で挙げた目標の到達に対してどのような努力をしたかを書いてください。
今後の学生生活に対して、改めて自分としての目標を設定し、どのように達成するかの方策を検討し書いてください。

※ 字数の目安 : 1,500~2,000字
※ 提出期限 : 7月12日(火)講義時。教室内で回収。

第11回(6月28日)

裁判所ってどんなところ?

裁判所の仕事は大きく分けると裁判部門と司法行政部門に分けられます。そして裁判部門の中では民事部、刑事部と分けられ、司法行政部門では総務課、人事課、会計課、資料課と分けられます。私が各部署で経験してきた裁判の手続などを紹介しながら、「裁判所ではこんな事もするんだ。」という話をしたいと思います。聴講した方が少しでも裁判所に興味を持っていただければ幸いです。

講 師

谷崎 好省
裁判所書記官(津地方裁判所)

プロフィール

名古屋生まれの名古屋育ち。法学部を卒業後、大学院へ進みました。裁判所事務官として採用された後、異動を重ねながら20年以上が経ちました。平成12年からは裁判所書記官となり、裁判に立ち会ったり、調書を作成したりという仕事もするようになりました。

学部の頃は民訴のゼミを履修し、大学院では刑法のゼミでした。この組み合わせは、当時非常に不思議がられましたが、民事と刑事の両方を勉強できたことは、今の職場で非常に役立っています。

将来、私のように法学部を卒業後、裁判所関係で働く人は少ないと思いますが、社会に出れば今以上に法律とお付き合いしなければなりません。是非この4年間のうちに得意な法律を身につけてください。得意な法律が見つからなくても、法律の考え方だけでも身につけてください。将来きっと役に立つと思います。

レポートのテーマ

自分の得意とするもの、長所あるいは他人より優れているところは何ですか。そしてそれらは組織の中でどのように生かすことができますか。また、組織にどのような効果を与えますか。
1年間の目標を設定してください。その目標に向かって今何をすべきか考えてください。

※ 字数の目安 : 2,000字程度
※ 提出期限 : 7月19日(火)講義時。教室内で回収。

第12回(7月5日)

しっくりくる自分予想図を描いてみませんか?

動機はともかく、①自分はどうなりたいのか、何をしたいのか、夢やビジョンはあるのか等について自分なりに将来の自分をイメージし、②そのためには何をすべきか、いかに情報収集をするかを考え、③自分の個性や得意分野等を考えたとき、その道は本当に自分にマッチするか、しっくりくるかを自己分析する。この思考を繰り返すことで自分らしい自分像が見えてくるように思います。そして、少なくとも主観的には満足がいく選択ができると思います。

その一例として、私の経験や学生時代から現在まで考えていたことなどを紹介させていただき、参考にしていただくことで、在学生のみなさん一人ひとり各人に合った最良の選択をしていただけたら幸甚です。

講 師

佐久間 勝德
裁判所主任書記官(名古屋地方裁判所)

プロフィール

平成7年3月名城大学法学部を卒業し、平成10年3月同修士課程法学研究科を修了し、同年4月名古屋高等裁判所に裁判所事務官として採用され、平成11年4月から約1年の研修生活を経て、平成12年3月裁判所書記官に任官しました。 書記官任官後約5年間は、立会書記官として主に民事通常事件の事件処理に携わった後、平成17年4月から3年間は最高裁判所で、平成20年4月から2年間は名古屋高等裁判所で、それぞれ事務方の仕事をしました。

平成22年4月から名古屋地方裁判所民事部の主任書記官として主に医療事件に携わり、現在に至ります。

学生時代は、学部のゼミ・修士課程を通じて憲法を専攻し、国家試験研究会や体育会剣道部にも所属していました。

当時から六法を使う職業に就きたいと考えていましたが、現在の職に就くことを想定していたわけではありませんでした。さまざまな経験や思考を重ねつつ現在に至りますが、今では現職が自分にとって最良の選択だったと思っています。

レポートのテーマ

かっこいいな、素敵だな、やってみたいなと感じる分野(漠然としていてもOK)
当該分野に属する職業(可能な限りたくさんの職種)をリサーチした上で、自分が魅力を感じる職業(複数可)及びその理由(不純な動機でも可)
②で選択した職業に就くための要件・方策・資格等
客観的に見た自分の個性・長所・得意分野等。
②と④の客観的比較
③と④の客観的比較

※ 字数の目安 : 2,000字程度
※ 提出期限 : 7月19日(火)講義時。教室内で回収。

第13回(7月12日)

司法書士業務 ―司法書士の社会的役割及び他士業との関わりについて

司法書士業務及び他士業(隣接職種)について。

悪質商法、消費者問題について。

なかなか受からない国家試験、でもあんなに楽しい勉強は二度とないかも。

講 師

深谷 陽子
司法書士

プロフィール

平成3年3月  名古屋市立桜台高等学校卒業。

平成3年4月  名城大学法学部入学。

平成7年2月  司法書士事務所に補助者(事務員)として入所。

平成7年3月  名城大学法学部卒業。

平成8年3月  司法書士事務所を受験専門学校へ通うため退所。

平成9年   司法書士試験惨敗。
その後アルバイトをしながら、受験勉強を続けるも5連敗。

平成14年   司法書士試験合格。

平成15年4月 司法書士登録。中嶋・深谷合同事務所開所。

平成16年   日本司法書士連合会総合研究所家事事件研究部会委員。
家庭裁判所の調停人が学ぶ事項、調停制度の諸問題、家事事件の主な問題としての離婚問題など、さまざまな問題、テーマを論議する。「家事事件とは何か」を家庭裁判所の扱い事件、法令、学者、文献、家事調停委員へのアンケート等いろいろな観点から整理研究する(平成18年まで)。

レポートのテーマ

  • Aは平成23年6月10日死亡
  • Dは平成元年1月1日死亡
  • Eは平成23年6月30日死亡
  • GHは未成年ではない
  • 亡Aの親族はこの相続人関係説明図以外には存在しない
R市役所の住宅課職員が甲土地の全部事項証明書を持って相談にきました。甲土地の全部事項証明書には、所有者としてAが記載されています。Aは既に死亡しており、Aの親族は上記相続関係説明図のとおりです。R市役所は甲土地(3㎡)を取得したいのですが、誰とどのような契約をすればよいでしょうか?)
Bは80歳で、特別養護老人ホームに住んでいます。甲土地を売買する際に、注意し確認しなければいけないことは何ですか?
よく話を聞くと、甲土地の上には既に市営住宅が25年前から建っています。R市役所の職員に何かアドバイスはありますか?

※ 字数の目安 : 1,000字程度
※ 提出期限 : 7月29日(火)15:00学務センター

第14回(7月18日)

どんなことを思い、何を手段として身に付けるか?

  1. あきらめないことについて
    10年前に特許の使用を断わった電動工具のメーカーとポリッシャの共同開発契約を結び、完成した商品がヒットしたこと。 恋愛。特許取得に12年。25年ぶりの再会(故意論を解明する為に、修士論文にて考察した、生態光学的知覚論《ギブソン》という心理学が現在の哲学会や心理学会、思想界に影響を与えつつあること)。天職について(「仕事が人を選ぶ」)。
  2. 宗教について
    「神は存在するか?」ではなく、プラグマティックに考える。
  3. パソコンの使用方法について
    自作について。パソコンに何をさせるべきか?
    精緻な記憶をパソコンに任せる。ファイル管理ソフトとデータベースの体系化(パソコンは意味による分類が出来ないのでデータを見つけやすくする方法を考える)。
    入力時に何を工夫するか? 閲覧・出力時の工夫。
  4. 速読について
    法律学を目指す人は、読書において行間を読むために、2行を読むのに3行分の時間が掛かる?
    カセットテープでの速読講座から3回の挫折経験。最近の速読方法。フォトリーディングと斉藤英治氏の速読方法。
    マインドマップについて。
  5. 弊社の商品のデモなど

講 師

金子 幸嗣
ケヰテック代表取締役社長

プロフィール

昭和57年に大学を卒業、昭和61年(1986年)大学院修士課程を修了。

刑事法専攻。その間、法哲学の受講・研究、他大学の哲学と心理学の聴講、後、研究生。

宗教家を目指すが1年で挫折。離婚。塾と家庭教師をして生活。姉の始めた仕事(自動車用ワックスを販売)を手伝う。

63年ケヰテック設立。再婚。自動車鈑金塗装後の研磨作業用バフ、コンパウンド、ポリッシャなどを製造し、磨く作業についての講習会などを行いながらそれらの販売を行う。

レポートのテーマ

事前に、インターネットの検索サイトにて、「ケヰテック」(弊社)を調べて下さい。(弊社のホームページは未だ、ありません。)これについては、レポートは必要ありません。
A、B、Cの何れかで400字以上のレポート。
  • 自分の「あきらめないことの限界(希望を持って、目標を実現する方法となる作業を行い続けられるために障害となる出来事や事実で、目標を実現することを止めようと思う条件)」は何ですか?
  • 自分のパソコンの利用方法について
  • 速読について

※ 提出期限 : 8月2日(火)学務センター

第15回(7月19日)

考えること

  1. 学生時代の生活
  2. 司法試験の受験生活
  3. 司法修習生の生活
  4. 弁護士業務
  5. 大学院の教員としての生活と現在の学生に対する印象

講 師

川崎 修一
弁護士・愛知大学大学院法務研究科准教授

プロフィール

平成3年に法学部を卒業し、大学院に進学しました。大学院の指導教授から司法試験受験を勧められ、司法試験の勉強を始めました。

司法試験は、平成8年から受験を始め、7回目の平成14年に合格しました。

その後、司法修習生を経て、平成16年10月に愛知県弁護士会(当時は名古屋弁護士会)に弁護士登録し、平成20年1月に独立し現在に至っています。

また、弁護士登録と同時に名城大学法科大学院の教育支援員をさせていただき、平成21年4月から愛知大学法科大学院で准教授として採用されました。大学院では、民事訴訟法や要件事実の講義を担当しています。

私が大学生のころは特に勉強もせず、ゼミに出ている程度でしたが、ゼミの仲間は非常に優秀で、かつ、前向きな人たちが多かったです。そのため私も刺激を受けたことを覚えています。皆さんも、何事にも前向きに取り組む姿勢や諦めない姿勢を身につけて欲しいと思います。

レポートのテーマ

弁護士が被告人(犯罪者)の刑事弁護をすることについて、あなたはどう思いますか。

※ 字数の目安 : 1,200字程度
※ 提出期限 : 8月2日(火)学務センター

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