大志を抱け

前期に開講する「大志を抱け」では、様々な分野で活躍する先輩たちが、進路選択やキャリア形成をめぐる自らの実体験を語ります。

2023年度スケジュール


第1回(4月11日)

オリエンテーション・レポート作成

講 師

伊川 正樹
伊川 正樹1996(平成8)年卒 / 名城大学法学部教授
    講義の概要や受講上の注意などを説明します。また、レポートを書く場合の注意点について学びます。

第2回(4月18日)

自分を見つめる・名城大学のルーツ

講 師

伊川 正樹
伊川 正樹1996(平成8)年卒 / 名城大学法学部教授
    先輩講師の経験談を聞く前に、自分自身を見つめなおし、問題意識を明確にします。また、自分が通う名城大学のルーツと歴史について学びます。

第3回(4月25日)

自分の人生をプロデュースしよう

講 師

矢島 裕子
矢島 裕子1996(平成8)年卒 / キャリアサポーター
    自分の手で思い通りに人生を選択するにはどうしたらいいのか。
    活躍する社会人の例を挙げわかりやすく解説します。

受講した学生から

  • 私が「大志を抱け」を受講した目的の一つは、「やりたいことを見つけたい」ということでした。矢島先生が、やりたいことがないのはむしろ正常であると言われたことに、とても安心しました。また、やりたいことがない今は目の前のことに全力で取り組むしかないという言葉も、とても心に響きました。もし就活を始める時期になってもやりたいことが見つからなければ、様々な業種の説明会に行ってみて、憧れの人の共通点から興味のある業種を見つけるという、矢島先生が実際に行った方法を試してみたいと思います。
  • 主体的に動き、考える力と動く力をつけるという話にとても共感しました。主体的に動く力と、なぜこうなったのだろうと理由を考える力、また、なんにでも楽しいと思えることを見つけられる力を身につけていきたいです。
  • 今回の講義を聴いて、さっそく取り入れようと思ったことが2つあります。第一は、「プラス1行動」、何かをし終わりそうになった時に、もうひとつだけプラスで行動するというものです。2つや3つなどではなく1つというのがポイントだと思います。2つや3つにしていると、おそらく1つのときほど続きません。継続力を最大限発揮するという意味で、1つというのは重要だと感じました。第二は、「プラスnew行動」。新しく何かをするということは、それだけで価値があると思います。もちろんプラス面だけではないかもしれませんが、私たちが新しい景色を見るためには、昨日の自分とは違ったことを自ら掴みにいかなければいけません。これら2つの習慣を取り入れて、大学生活を実り多く豊かなものにしていきたいです。

第4回(5月2日)

時間は有限である ~何を決め、何を捨てるか~

講 師

三輪 貴哉
三輪 貴哉2006(平成18)年卒 / 社会保険労務士
  • 成功者から学ぶ考え方
  • 社会保険労務士とはどんな仕事?
  • 私たちに与えられた時間とは?
  • 考え方を知ることで行動が変わる

受講した学生から

  • 時間の有効活用ということについて、毎日どのくらいやればどれだけ差がつくのかを具体的な数字を使って説明してくださり、限られた時間の大切さをあらためて実感できました。また、タスクに優先順位を付けることやスケジュール管理、オン・オフの明確な切り替えなど、時間を無駄にしないための具体的な工夫もいろいろと教えていただき、とても参考になりました。
  • しくじりを何度もしたからこそ今の自分があるという言葉がとても心に響きました。成功している人も、やはり幾度となく失敗や挫折を繰り返したうえで現在があるということを実感でき、プラス思考の大切さを痛感しました。私もこれから物事に積極的にチャレンジし、たとえ失敗してもそれを貴重な経験としてポジティブに捉え、成長に役立てていこうと思います。
  • 成功の3条件や習慣化の4ステップ、行動に移すための11のキーワードなど、自分の生活を見つめ直して改善していくための貴重な考え方をいくつも知ることができました。さっそくこれからの生活に取り入れて実践していこうと思います。

第5回(5月9日)

起業家・国家資格有資格者の失敗と現代社会の厳しい実態について

講 師

古家 秀樹
古家 秀樹1999(平成11)年卒 / 行政書士・企業コンサルタント
    起業家の立場から今の学生が直面する変化や課題に触れ目指すべき学生像を考える

受講した学生から

  • これまで自分には関係ないと思っていた「起業」について、実際に経験をなさった古家先生からいろいろな情報を知ることができました。起業には成功するという光の面がある一方、失敗のリスクや周りの反対など影の面もあり、生半可な気持ちではできないことだとよく分かりました。それでも、起業して自分のやりたいことをやれるのということに、とても憧れました。
  • 「常に三本の柱を持て」という言葉が心に響きました。三本の柱を立てることによって、たとえどれか一つが崩れてしまっても倒壊せず物事を進める事ができるというのは、これからの指針になる考え方でした。私も自分自身の三本の柱を立てるために、目標を達成するための要素は何かを洗い出し、成長に繋げていきたいと思います。
  • これまで企業した方の話を聞く機会はなかったので、古家先生のお話に非常に興味深く聴き入りました。とくに、魚の絵を例にした、企業する人は物事への目の付けところが他の人とは違うというお話はとても具体的で分かりやすく、強く印象に残りました。

第6回(5月16日)

大学生の政治入門

講 師

北沢 哲也
北沢 哲也1996(平成8)年卒 / 長野市議会議員
  • 法律上は成人であるべき大学生はどれだけ政治参加をしているのか。
  • そもそも政治参加とは何なのか。
  • 議員の資質とは何か、選ぶ側と選ばれる側での違い。
  • これから向かうべき政治の姿とは。
  • 名城大学生として何をすべきか。

受講した学生から

  • 私たち大学生もみな選挙権を持つことができるようになり、政治に参加することが可能になったので、積極的に政治参加して国民としての意思を伝えていかなければいけないと感じました。私たちのような若い世代の意見はこれからの政治においてとても重要ですが、若年投票率は低いのが現状です。政治についての理解を深め、政治参加を通じてこれからの社会に良い影響を与えられるようになりたいと思います。
  • 積極的に政治参加して国民としての意思を伝えるには、社会が直面している問題状況を把握し、望ましい解決方法を考えるための知識が必要であるとあらためて痛感しました。国内・国外の様々なニュースにこれまで以上に意識を向けるよう努めたいと思います。
  • 大学生に送りたい言葉として紹介された「無欲は怠惰の基である」という渋沢栄一の箴言が心に残りました。欲が無いのは、今の現状に何の課題を見出さず、ただ受け入れている状態であり、美徳ではないと言う意味です。この言葉を忘れず、いま自分が何をしたいのか、何をすべきかなのかを考え、常に計画を立てて行動していきたいと思います。

第7回(5月23日)

外国生活や仕事で乗り越えてきたこと、今に生かしていること

講 師

坂本 篤
坂本 篤1996(平成8)年卒 / 外務省職員
  • 大学時代の海外留学
  • 海外生活での失敗から学んだこと
  • 外国から日本を見る視点(日本国国家公務員としての立ち位置から、今の国際情勢を踏まえて考えてみます)

受講した学生から

  • 今回の講義を聞いて、一つのきっかけが大きな道へと繋がることが分かり、非常に参考になりました。初めは英語を話したいという憧れから始まり、その憧れが最終的に外務省というグローバルな職業につながっていることに夢を感じました。最初のきっかけはどんなに小さく他愛のないものでもよく、その先にどう活かすかが大切だということを胸に刻み、今後の生活に生かしたいと思います。
  • 海外生活を経験されてさまざまな苦労や挫折があったと思いますが、それでもくじけずに前向きにお仕事をしている姿に感銘を受けました。私はすぐに自信を失って諦めてしまうことが多いので、それを乗り越えて海外留学にも挑戦したいと思っています。坂本先生のように、失敗をも成功に変える強さを身に付け、広い視野をもって様々なことにチャレンジしていきたいです。
  • 今回の講義で特に取り入れてみたいと思ったのは、「多彩な国籍の学生と交流をする」ということです。坂本先生は大学時代に色々な国の人たちと交流をし、そこで価値観は一つではないと肌で感じたと言われました。私も、留学だけでなく、大学のグローバルプラザなどで海外の方々と日頃から積極的に関わり、視野と可能性を広げていきたいと思います。

第8回(5月30日)

“大志を抱け”で学んだこと、活かせたこと

講 師

小椋 遼太
小椋 遼太2019(平成31)年卒 / 丸八証券株式会社社員
矢島 裕子
矢島 裕子1996(平成8)年卒 / キャリアサポーター
    学生時代に、この講義を受講していた先輩として、人生経験豊富な講師の方々の話を聞き、どのように大学生活や就職活動に活かせたかをリアルにお話しします。

受講した学生から

  • 小椋先生はこれまでの先生方と比べて比較的年齢が近いことから、社会に出るにあたって大学生のうちに身につけておいた方がよいことや社会で求められることなどについて具体的に話してくださいました。とくに人見知りによるコミュニケーション不足で引き起こされうる人間関係のトラブルの解決方法は参考になりました。また、矢島先生の就活のための考え方についてのお話も普段は考えたこともなかった視点だったので、とても興味深かったです。
  • 今回の講義では、「何もやらないと失敗もないが、成功もない。失敗はしても経験になる」という言葉が最も印象に残りました。失敗を恐れずに体当たりで体験して殻を破ること、そこから得られる最大のものは自信であり、失敗と成功の両方の経験がその後の人生にとって大きな糧となるということがよく分かりました。これから「失敗を恐れない」を座右の名にして、積極的に色々なことにチャレンジしていきたいです。
  • 今回の講義は、かつてご自身が「大志を抱け」を受講されていた先輩のお話でした。その方が就職活動において実際に参考にした言葉や、この講義をどういった心構えで受けていたかなど、どれも大いに参考になるものばかりでした。講義のメモや配布プリントを読み返すことが就職活動でとても役立ったということなので、将来の就活に向けて私も実践したいと思います。

第9回(6月6日)

夢をつかむために

講 師

林 辰浩
林 辰浩1999(平成11)年卒 / 朝日新聞社社員
  • 超氷河期 私の「就活必勝法」
  • 新聞社の仕事
  • 読み手を引きつける文章とは
  • メディアリテラシーの効能

受講した学生から

  • インターネットやSNSの普及に伴い、多くの人々が主体性をもって情報を発信・拡散することが可能になった反面、不確実な情報の拡散や個人への攻撃に対するハードルも低くなっている現在、メディアリテラシーの重要性を改めて考えるよい機会となりました。メディアが発信する情報を批判的に精査し、発信者の意図や意味を読み取り、自分の意見を形成できるメディアリテラシーの能力・スキルをしっかり持てるよう努力しなければならないと感じました。
  • 普段テレビやネットで見るニュースや記事がどのように作られているのかや、それらを作るにあたってどのようなことにどれだけの注意を払っているのかというような、本当に興味深い話をたくさん聞くことができました。また、就職活動での重要なポイントについてのお話もとても有益なものでした。
  • 今回の講義の中で特に印象的だったのは「4年間はあっという間」という言葉で、そのことを踏まえて何事にも挑戦する姿勢をもって取り組むことの大切さを痛感しました。大学生活の中で何を学ぶのかをもっと明確に意識して、残りの大学時代をより充実したものにしていこうと思います。この他、人と話したり説明したりするときは分かりやすさを意識して言葉を噛み砕くことが円滑なコミュニケーションや情報伝達において肝要であるということも参考になりました。

第10回(6月13日)

名城生の強みと弱み

講 師

伊川 正樹
伊川 正樹1996(平成8)年卒 / 名城大学法学部教授
  • 名城生と他大学の学生の違いは何か。
  • どうすれば、名城生の力はもっと伸びるか。
  • チャンスをつかめる人とつかめない人の違いは何か。

受講した学生から

  • 今回は、伊川先生が歩んでこられた人生にもとづいた具体的な話を聞くことができました。そこから先生が学ばれたことや、私たちが参考にできること、やるべきことを知ることができました。これまでの講義とは少し違って、私たちが大学生のうちにするアルバイトなどの具体例を切り取って一つ一つ丁寧にお話しされ、とても新鮮に感じました。また、事前課題についても深掘りして話を進められ、法学部生の私たちに求められる「客観的判断」にも触れながら話を構成されていて、とても身近に感じながら話を聞くことができました。このように、今回は大学教員となった先生ならではの大学生の現実に即した講義でした。私たちの到達地点を明らかにしたうえで、これからすべきことを提案してくださり、とても参考になりました。
  • 伊川先生のモットーである「謙虚」ということが、とても参考になりました。社会に出て一緒に仕事をする人は必ずしも気が合う人とは限りませんが、この言葉を思い出して対処できるようにしたいです。また、この言葉は、第7回で坂本先生の仰った異文化理解の方法にも通じるところがあり、相手のことを受け入れて相手の立場で考えることは外国人でも日本人でも大切なことであると気付かされました。
  • 失敗をどのように次に活かすかということの大切さを、改めて認識しました。私は失敗をした後、なぜ失敗したのだろうかとクヨクヨすることが多いです。しかし、一流のアスリートや起業家など成功する人たちは、失敗を引きずることはあまりなく、その次に活かすということができているとのお話でした。失敗を引きずらないことはすぐには無理かもしれませんが、失敗を次に活かすことは意識すればできることなので、この考えを大事にしていきたいです。

第11回(6月20日)

これまでの大学生活で取り組んだこと

講 師

伴 真悠子
伴 真悠子(法学部4年)
成瀬 真也
成瀬 真也(法学部4年)
中村 珠々
中村 珠々(法学部4年)
  • これまで同級生や先輩、後輩から刺激を受けたことはありますか?
  • その人はどんな人で、どのような刺激を受けましたか?

受講した学生から

  • 今回の講師は現役の先輩たちということで、学生のうちにやれる選択肢や実際に行動した先輩方の経験を、より親近感をもって聞くことができました。これまでの回では、学生のうちに何かに挑戦したほうがいいなどのアドバイスをもらい、その何かが資格勉強であったり、アルバイトであったりしました。しかし今回は、ゼミや部活、サークルなど、身近でありながらまだ詳しくは知らない話を、それによって得たもの、失敗したことなどを先輩たちの実体験に根ざして聞くことができ、大学生のうちに私自身が行動できることの選択肢が大幅に増えたと思います。また、先輩たちの講義の仕方もとても分かりやすく、構成や内容がよく練られており、とてもスムーズに落ち着いて話をされていました。今後、ゼミや就活の面接など多くの人の前で発表することが必ずあるので、その立ち振る舞いや姿勢は、とても参考になりました。
  • 私は「大志セミナー」に興味はありましたが、なんとなく難しそうで参加するのに腰が引けていました。しかし、伴さんのお話を聞いて参加する勇気が湧いてきました。特に、自らが代表となって外部の方と交渉したりすることによって積極性や主体性が身につくという点にとても魅力を感じました。他にも、他学部との討論会などへの参加も新たな視点が見つかりそうで、とても興味深かったです。成瀬さんの就活についての話も、とても参考になりました。私は自己分析ができていると自負していましたが、実際に就活に生かすためにはもっと客観的な意見を取り入れ、それを言語化できるようにならなくてはらないと痛感しました。また、中村さんの仰った大学では何でもできるという言葉もとても心に残りました。この言葉をモットーにして大学生活で様々なことに挑戦していきたいと思います。
  • 先輩たちの話から、名城大学にはまだまだやれることや、自分を変えるきっかけになるゼミなどが豊富にあると分かり、それらに挑戦して新しい自分に生まれ変わりたいと思いました。今のままでは大学時代に特に何もしないで終わってしまいそうなので、意義のある4年間にするにはこれまでの姿勢を改め、他人に任せたり、誰かを頼ってばかりというのではなく、自ら行動して積極的に色々なことにチャレンジしたいと思うようになりました。先輩も自信は行動した後に付くと仰っていたので、その言葉を信じてとりあえず行動を起こし、大学生活を充実させるとともに、この大学に来てよかったと思えるような体験や仲間や思い出をたくさん手に入れたいと思います。

第12回(6月27日)

連覇の裏側:目標の達成

講 師

赤坂 よもぎ
赤坂 よもぎ2018(平成30)年卒 / 埼玉医科大学職員・コーチ
  • なぜ、女子駅伝部は2回目の優勝をして、連覇をしているのか。
  • 目標を達成するということ。

受講した学生から

  • 女子駅伝部の歴史や強さの秘密、心構えなどだけでなく、目標を立てることの大切さ、そして目標を達成した後のさらに新しい目標の作り方など多くのことを、実際に実践し成果を出している先輩から直接お聞きすることができました。ご自身の豊富な経験に裏付けられたお話は説得力にあふれ、非常に参考になりました。
  • 挫折や挑戦を積み重ねてきたからこそ優勝という高みに到達できたというお話に感銘を受けました。がむしゃらに物事に取り組むのではなく、休むときは休む、行動するときは行動するというメリハリをつけることの大切さもよく分かりました
  • 私もスポーツ競技に取り組んでいるため今回の講義はとても参考になりました。競技に対する姿勢や心の持ちようは、これまでの自分の競技人生には足りていない要素だと痛感しました。これから特に取り入れたいと思うのは、目標設定です。私はこれまで長期目標しか立てていなかったので、長期目標のために中期目標、中期目標のために短期目標を設定し、小さなものから着実にこなしていくというピラミッド式の考え方に、ハッとさせられました。

第13回(7月4日)

スピーチトレーニング

講 師

青山 紀子
青山 紀子1990(平成2)年短大卒 / コミュニケーションコンサルタント・元東海ラジオアナウンサー
  • 「しゃべりのプロ」から「プロの話し方」を学び、発表を実践する。
  • 自分が行った発表について、講師から個別のフィードバックを受ける。
  • 第14回と第15回にわたって、全員発表を行う。発表の順番は、当日に指示する。

第14回(7月11日)

発表①

講 師

青山 紀子
青山 紀子1990(平成2)年短大卒 / コミュニケーションコンサルタント・元東海ラジオアナウンサー
    全員発表を行います。

第15回(7月18日)

発表②・総まとめ

講 師

青山 紀子
青山 紀子1990(平成2)年短大卒 / コミュニケーションコンサルタント・元東海ラジオアナウンサー
    全員発表、および講義全体についての総まとめをします。また、これまでの講演について、受講生から寄せられた質問に対する先輩講師からの回答を紹介します。

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