授業 Pick Up!

法学部の多くの魅力的な授業のなかから、特色のある科目をピックアップして紹介します。

実践法教育

特設科目Ⅰ(実践法教育)では、毎年、法学部生と附属高校生による模擬裁判を行っています。

1年間の授業を通じて裁判員裁判の仕組みを学修し、シナリオ作成を経て、模擬裁判を実演します。そして、来年度、法学部に入学予定の附属高校生3年生がその模擬裁判の内容をもとにして裁判員役となり、有罪か無罪かの評議を行います。

平成27年の12月に実施した模擬裁判の事件の内容は殺人事件で、高校生たちは学生のリードのもと、提出された証拠や証人の証言をもとにして、被告人が有罪といえるかどうかを検討しました。グループ当たり4~5人の5つのグループに分かれて評議をした結果、全員一致で無罪という結論に達したグループや、有罪と無罪が同数という結果となったグループもあり、同じ事件を議論しても結論に大きな違いがあらわれました。また、当初は全員無罪という意見であったのが、評議の過程で考えが変わり、最終的には有罪へと結論が変化したというグループもみられました

参加した高校生は、条文を暗記したり、一つの答を導くことが法学の学修ではないと言うことを実感した様子で、来年度からの大学での学びを先取りする経験を積むことができる貴重な機会となりました。

また、大学生の側は、ものごとを正しく伝えることや多様な意見を引き出すことの難しさ・面白さを身をもって知り、「教えながら学ぶ」という、この授業のコンセプトの意義を深く理解していました。

労働法 (柳澤武 先生)

現代的な課題についても織り込みながら、経営者や労働者として知っておくべき法的な知識や考え方を講義します。ときには映像教材も使いながら、多くの事例や判例を検討するので、当事者になったつもりで労働法を学ぶことができます。

行政法Ⅱ(北見宏介 先生)

主に、行政事件訴訟・不服申立て・国家賠償・損失補償という4つの制度につき講義を行い、行政・裁判所と国民の関係について考察します。行政事件訴訟法、国家賠償法等の規定する行政救済のしくみに関する基礎的な知識を身に付けるとともに、行政法の総体的な理解を深めます。

 

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