6月27日、真理大学の謝杞森教授謝杞森教授をお迎えして「台湾法セミナー」の第2回目を行いました。台湾の真理大学は名城大学と大学間での交流協定を結んでいますが、同大学の財経学院は法律学科を設けていることから、法学部とも独自の交流活動を行っています。

(右)講義の様子これまでに3回の合同研究会が行われており、謝教授による講演も今回で2度目となります。今回の謝教授の講演題目は、「台湾の公正取引法の競争制限について」。台湾で生じた不公正な取引として違法と判断され、巨額の罰金を科された事件を取り上げ、台湾の公正取引法の内容に関して説明がなされました。また、企業のカルテル防止のためにどのような政策が採られているかについても話題は及び、虚偽や不実広告で問題となった事例なども紹介されました。

日本人の目からすると驚くような実例も挙げられ、参加した学生たちもかなり興味をもって聞いていたのではないかと思われます。