矢嶋光准教授10月27日(土)、天白キャンパスで2018度の法学部公開講座を開催しました。本年度は国際政治学を専門とする矢嶋光准教授が「日米安保体制の成り立ちとその仕組み」をテーマに講演を行いました。

(右)講演会の様子1960年の新安保条約によってはじめてアメリカが日本防衛を義務づけられ、それ以外の目的で日本施政下の基地から米軍が出撃するには日本政府との事前協議が必要になったこと、その縛りを避けるために、当時占領中で日本施政下になかった沖縄に本土の基地が移設されたことが解説され、よく言われる「沖縄の地政学的重要性」では沖縄の基地集中は正当化しきれないことが明らかにされました。

安全保障や沖縄の基地の問題などを考えるうえで欠かすことのできない知識を身につけることのできる講演会となりました。