正調名古屋甚句12月17日(木)と12月24日(木)の2日間にわたり、「教養特設科目2(尾張学)」において、正調名古屋甚句の家元である華房真子氏による講義が行われました。

(右)成長名古屋甚句「教養特設科目2(尾張学)」は、芸処名古屋の芸能を中心に、尾張の文化を学ぶことを目的として開講されています。長年にわたり正調名古屋甚句の指導に努め、テレビやラジオにも多数出演され、名古屋の伝統邦楽の普及に力を注いでこられた華房氏と社中の方々による生演奏に、受講生も興味津々でした。
 
正調名古屋甚句講義では、端唄・小唄・甚句・都々逸の歴史や文化について説明があった後、生演奏が披露されました。また、受講生が七・七・七・五の詩形である都々逸を、それぞれの経験や気持ちを込めて作成すると、その都々逸を華房氏が三味線の伴奏に合わせて唄い上げるなど、学生にとって非常に貴重な経験となりました。