修了生の声

社会で活躍する修了生に、法学研究科での研究活動を紹介してもらいます。

岡田 裕子 さん (2018年度修了生・行政法学専攻)

私は税理士を目指して2年間、税法学を中心に研究しました。法律の条文と判決を丹念に読み、税法学の基礎知識に加えて、実務にも即した力や資料収集能力を養うことができました。また、税法学だけでなく、行政法、民法、企業法、労働法など関連する法分野を幅広く学ぶことができるのも名城大学大学院法学研究科の強みだと感じています。日々の税理士業務にとって必要な法分野についても学修することにより、今後の実務に大いに役立てることができると感じています。

「公法研究指導Ⅰ」という1年次の科目で、指導教授と相談の上で研究テーマを選定し、判例評釈を執筆しました。その成果は「名城法学論集」に掲載されています。それを基礎として2年次に修士論文を執筆しました。「一時所得と他の所得との区分に関する研究」というテーマで、馬券の払戻金に関する事例の検討を中心に書きました。試行錯誤しながらまとめた内容を元に定期的に指導教授と議論しながら、自分の考えを整理し、新たな発見をすることができました。

基本文献や雑誌、データベースなどの研究環境も充実しており、こまめに最新の情報をチェックして研究に活かすことができました。

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