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修了生の声
社会で活躍する修了生に、法学研究科での研究活動を紹介してもらいます。
後藤 弥生 さん (2022年度修了生・租税法学専攻)
私は、働きながら税理士を目指す中、将来は税務に関わる法分野を広く学んだ上で、自分の強みを持ちたいと考えていました。そして、それらの学びを通じて税理士試験免除に繋がるなら尚良いと、大学院への進学を決意しました。
一般的に大学院は1年目に授業科目を履修して必要単位をほぼ取り、2年目は論文に集中するという方が多いかと思います。私の場合、仕事や家庭と両立しながら学修することを希望していましたので、長期履修制度を活用することで、3年間で無理なく、かつ確実に学修することができました。その結果、一つ一つの講義に集中ができ、知識の定着に繋がったと感じています。
本研究科では、租税法だけでなく、会社法や民法といった税務に関わる法分野の講義も履修が可能で、自身の目的に合わせて幅広く選択することができます。民法や会社法の知識は適切な税務判断に不可欠であり、これらを合わせて学修できたことで、業務においても多角的な視点から判断できるようになりました。
また、本研究科は少人数制で講義が行われるので、各方面で活躍されている先生方や受講生との意見交換が気軽にできることも魅力です。国籍を超えて多くの方々と意見交換ができたことは貴重な経験となりました。
現在は、修士論文が無事に試験免除の審査を通り、税理士資格を取得することができました。添削等の最後の最後まで熱心にご指導いただいた先生に非常に感謝しております。