講義の模様10月23日(水)の3時限目と4時限目に、「政治学入門」(仁井田崇准教授・松本俊太教授担当)の講義内で、愛知県選挙管理委員会事務局の児玉寛樹・主事、有田裕紀・主事をお招きし、特別講義「日本における選挙制度と選挙を巡る最近の状況」を行いました。同講義では毎年この特別講義を行っており、今回で4回目になります。

(右)児玉主事今回は、「投票率と投票行動」「日本における選挙制度」「選挙を巡る最近の状況」「愛知県選挙管理委員会の啓発の取組」の4つについて講義頂きました。とくに今年は県知事選挙・統一地方選挙・参議院選挙と、選挙が続く年にあたりましたので、これら最新の動向を踏まえたお話が、多岐にわたって紹介されました。また、この講義は、県の選挙管理委員会の業務の1つである、有権者の投票参加を促す啓発事業の一環でもあります。講義では、この課題に関する県の活動も紹介されました。その中には、選挙期間中に本学キャンパスにて行われる活動や、大学生も参加できる団体である「明るい選挙推進サポーター」の紹介などもありました。

有田主事選挙権が20歳以上から18歳以上に引き下げられてから、3年が経ちました。投票に行ったことがある受講生もそうでない受講生もいますが、どちらの立場からも学ぶところは多かったようです。とくに、若年層の投票率が低いことがどういった意味をもつのか、という話は、多くの受講生にとって驚きであったようです。