6月6日(水)と20日(水)、名古屋大学のジョルジオ・ファビオ・コロンボ准教授をお招きして今学期2回目となる法文化セミナーを行いました。
1回目の「大陸法システムの誕生」では、古代ローマ帝国からフランク王国を経て、イタリア、フランス、ドイツの基礎ができてゆく歴史を辿りました。2回目の「フランス法制」は、大陸法の特徴、特にフランスの法制度について説明するものでした。
パワーポイントを使用し、地図や絵画を利用しつつ、ゆっくりとわかりやすい英語で行われる講義でしたので、参加した学生たちも十分理解できたと思われます。
講義の後は、本学部で国際法文化を担当しているデービッド・グリーン准教授も参加し、学生たちとコロンボ准教授との交流の場も設けられました。学生たちはイタリアとアメリカの文化について熱心に両先生に質問をし、和やかで充実したセミナーとなりました。
6月29日(金)・30日(土)、ハワイ大学ロースクールから税法・信託法の専門家であるニコラス・マーケイ(Nicholas Mirkay)教授をお招きし、国際専門研修プログラムの一環としてアメリカ法セミナーを開催します。
講演自体は英語で行われますが、通訳がつきますので、テーマに関心のある方は是非ご参加下さい。
日 時 |
6月29日(金)13:10 ~ 14:40 (外国法Ⅰ講義内で実施) |
場 所 |
共通講義棟北 N-106 |
テーマ |
「ペットに関する遺産処分計画(Estate Planning)」 |
日 時 |
6月30日(土)13:10 ~ 16:20 |
場 所 |
共通講義棟北 N-106 |
テーマ |
「オバマ対トランプ―アメリカ税制はどう変わったのか?」
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事前の申込みや予約は不要です。上記の時間に直接会場にお越し下さい。多数のご来場をお待ちしています。
6月27日(水)、台湾の真理大学から講師をお招きして、台湾法セミナー「台湾の公正取引法の概要 -巨額の罰金が科せられたケースを例として-」を開催します。国際専門研修プログラムの一環として開くもので、日本と縁の深い台湾の経済法をテーマとする講演会です。
テーマ |
台湾の公正取引法の概要 -巨額の罰金が科せられたケースを例として-
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講 師 |
謝 杞森(真理大学教授)
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日 時 |
平成30年6月27日(水)2限(10:50~12:20) |
場 所 |
共通講義棟北 N-304講義室
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事前の申込みなどは不要です。直接会場にお越しください。多数のご来場をお待ちしています。
6月4日(月)、台湾の輔仁大学から呉豪人恭順を招聘し、「台湾における修復的司法」というテーマで、講演をしていただきました。
修復的司法(restorative justice:RJ)とは、わが国では刑事裁判における加害者と被害者の和解を志向する新しい刑事司法モデルを意味します。
一方台湾では、RJは「修復式正義」と訳されます。これは実定法的意味での「司法」よりも、自然法的な「正義」への憧れの方が強いためと考えられます。そして、司法改革の重要性もさることながら、民主転換期に起きた歴史的不義への清算の実践に関心が集められ、RJもこのような意味で使用されることになりました。
RJを実現するためには、自然法論の復興によるキリスト教教義の再解釈と、先住民族の修復的法文化・法慣行の2つが有利な条件と考えられます。
台湾のキリスト教信者は人口的にはわずかですが、民主化のあらゆる面において、常にキリスト教信者の影響がみられます。
また、台湾には50万人、14族の先住民族が存在していますが、彼らの法文化・法慣行はまさに現代のRJそのものとの結論に達しうることが、戦前の調査報告でなされています。つまり、台湾の先住民族は修復的精神の持ち主であるのです。
こうして、台湾では修復的司法を導入するだけの土台を備えているといえます。
呉先生の熱心な語り口は90分という時間ではおさまりきれないものでした。時間の関係で、残念なことに途中で終了となってしまいましたが、それでも、学生にとってはもちろん、聴講した教員にとっても、有意義な講演会となりました。
6月21日(木)、第1回の文章作成講習会を開催します。1年生が主な対象ですが、他の学年の方も大歓迎です。
「レポートなどの文章を書くのが苦手だ」、「もっと良い文章が書けるようになりたい」、という学生の皆さんを対象とします。文章を書くのが苦手というのは、実は「どういう文章が良い文章なのかわからない」ということでもあります。そこで第1回目の講習会では、良い文章とは何かを考えていくことから始めることにします。みんなで意見を交換しあいながら、文章を見る眼を養っていきましょう。
日 時 |
6月21日(木)13:10 ~ 14:40 |
場 所 |
共通講義棟北 N-106教室
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参加は自由、事前予約や申込みは必要ありません。文章力をアップする絶好の機会です。ふるってご参加ください!
6月30日(土)、昨年の「杜の都駅伝」で本学の女子駅伝部を優勝に導いた米田勝朗教授を講師として、公開講演会を開催します。
2005年、創部11年目に掴んだ初めての全国制覇。そこから12年後、2017年に掴んだ2度目の全国制覇。同じ全国制覇でも、その価値は大きく異なります。「指導者が“勝たせる”」優勝から「選手自身が“勝ちに行く”」優勝へ ― 「管理指導」と「自主性を重視した指導」の双方を実施し、大きく異なる方法の中で得た勝利のプロセスに係る指導方法を、長年の名城大学女子駅伝部の指導を通じて得た経験を踏まえてお話しします。
テーマ |
管理指導と自主性重視の指導 ~女子駅伝部の指導から学んだこと~ |
講 師 |
米田 勝朗 (法学部教授・女子駅伝部監督) |
日 時 |
6月30日(土) 13:30 ~ 15:00 |
会 場 |
天白キャンパス 共通講義棟南 S-301教室 |
参加は無料ですが、事前のお申込みが必要です。下記のURLから参加フォームにアクセスのうえ、お申し込み下さい。申込みの締切は
6月27日(水)正午です。
https://f.msgs.jp/webapp/form/19002_wccb_22/index.do
詳しくは、
こちらをご覧ください。多数のご参加をお待ちしています。