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2011-11-25  講演会
実務家講演会

 11月25日(金)に、名古屋地裁から村瀬賢裕判事をお招きして講演会を開催しました。
 
 前半は、自己紹介に始まり、裁判官の仕事ぶりや、刑事裁判のながれなどについてのお話でした。ご本人の経験も交えながらの解説で、非常に分かりやすいものでした。
 講演会後半では、すでに施行以来2年半あまり経過した裁判員制度について、その概要、運用状況とともに、同制度の施行により変化した点、今後の問題などについて、資料を用いながらの説明がなされました。公判前の整理手続がやや長期化していることや、量刑傾向の変化、裁判官に求められる職務内容の変化等、裁判官でなければ気づきにくい点にも話がおよび、今後の同制度のゆくえを考える点で示唆深いものでした。
 講演会の最後には質問の時間も設けられ、参加した学生から、評決方法についての疑問点や、一般人である裁判員にも分かりやすい審理のあり方等についての質問が出されました。
 
 この実務家講演会は、去る6月に行われた検察官講演会に引き続いてのもので、裁判員制度についての見方を比較するうえでも、非常に興味深い講演となりました。
2011-11-25  資格支援
資格業ガイダンス

 弁護士や司法書士などの実務家が、直接相談に応じます―。資格取得の方法や業務の実態などの質問に対して、実務に携わる9つの業種の専門家が直接答える企画、「資格業ガイダンス」が、11月24日(木)に行われました。
 
 キャリアセンター主催のこの企画は今年で3年目を迎え、今年も、行政書士・司法書士・社会保険労務士・土地家屋調査士・弁護士・税理士・公認会計士・弁理士・不動産鑑定士の各資格団体から、2~3人ほどの実務家がブースを設けて相談に応じました。
 
 全学部向けの企画でしたが、いずれの資格も法学部にかかわることが多いこともあり、多くの法学部生が熱心に質問をしていました。
2011-11-18  講演会
独占禁止法教室

 11月17日(木)、公正取引委員会の松本博明総務管理官をお招きし、公正取引委員会の取組みや独占禁止法の内容に関する講演会を実施しました。

 「経済の憲法」と呼ばれる独占禁止法は、携帯電話やオンラインゲームなど、私たちの身近な生活の中で不公正な取引が行われないようにさまざまな規制を定めています。また、公正取引委員会は、消費者が不利益を被らないように企業活動に目を光らせる重要な役割を担っています。
 こうした独占禁止法の役割や公正取引委員会の活動内容について、松本監理官から、歴史的経緯や実例の紹介まで多岐にわたって丁寧な説明が行われました。
 
 講演会には200人近い学生が集まり、普段なかなか聞くことのできない詳しい内容に聞き入っていました。
2011-11-15  総合
四大学税法ディベート大会

 立命館大学、青山学院大学、名城大学の3大学の各税法ゼミが税法の判例を素材としたテーマでディベートの対戦を行う「四大学税法ディベート大会」が、11月5日(土)、青山学院大学で行われました。本学からは租税法ゼミ(伊川正樹准教授)の4年生チームが出場しました。今年で21年目を迎えるこの大会は、過去の経緯から「四大学」という名称が付いています。
 
 第1試合は、名城大学対青山学院大学の対戦で、「組合が新株予約権の行使によって取得した経済的利益はその組合員の所得税課税上、一時所得か雑所得か」がテーマでした。3人の審査員の審査は、2‐1で名城の勝ち。
 第2試合は、青山学院大学対立命館大学の対戦で、テーマは「オリエンタルランドが無償で交付した本件優待入場券の使用に係る費用は交際費等に該当するか?」、2‐1で立命館の勝ちでした。
 第3試合は、名城大学対立命館大学、「リンゴ生産組合の組合員が組合の作業に従事して受け取った金員は所得税課税上、事業所得か給与所得か」というテーマの対戦で、2‐1で名城の勝ちという結果でした。
 
 3試合の結果、2勝した名城大学チームが初優勝を成し遂げました。数カ月にわたって本番に向けて準備をしてきたディベーターの学生たちは、優勝が決まった瞬間、感極まって喜びの涙を流しました。3試合とも2‐1という僅差の審査結果が示すように、どの試合も各チームの力が拮抗したよい試合でした。
 伊川ゼミでは、今度は12月3日に行われる「三大学税法ディベート大会」に3年生のチームが参加します。健闘を期待します。
2011-11-13  総合
名古屋青年税法ディベート大会

 10月23日(日)、租税法ゼミ(伊川正樹准教授)の4年生チームが、名古屋青年税理士連盟のチームと、税法のテーマを素材にしたディベート大会を開催しました。
 今年で3回目になるこの大会は、学生と実務家とが税法という共通の課題に取り組み、納税者・課税庁双方の立場に分かれて、ディベートで対戦するというものです。
 今回は、第1試合「民法上の組合を通じて取得したストックオプションの所得分類」、第2試合「組合員が組合から受ける給与(りんご生産組合事件)」というテーマでそれぞれ対戦し、第1試合は名城チームの勝ち、第2試合は名古屋青税チームの勝ちで、1勝1敗という結果でした。
名古屋青年税法ディベート大会

 大会終了後は、懇親会の席で交流を深め、ディベートの内容や方法をお互いに聞きあったり、税理士業務の内容など話に花が咲きました。
 この大会に協力してくださった名古屋青年税理士連盟の先生方に厚く御礼申し上げます。