7月29日(土)、30日(日)の両日にわたり、天白キャンパスでオープンキャンパスを開催しました。曇り模様の蒸し暑い天候にもかかわらず、今年も午前9時半の開場から多数のご来場をいただきました。
法学部は、共通講義棟北1階に進学相談コーナーを設け、入試や教育内容を中心に専任教員が質問・相談にお答えしました。3階の模擬法廷では、学生生活や将来の進路など、受験生なら誰でも気になる様々な疑問点を学部生・大学院生に直接ぶつける「先輩に聞いてみよう」コーナーを開き、法学部オリジナルグッズの配布も行いました。
また、両日とも午前11時から模擬講義を実施しました。テーマは、29日が矢嶋光准教授による「政治学入門講義~戦争がなくならないのはなぜ?」、30日は山口敦子助教による「法律学入門講義~法のいろいろ:日本でも外国法が適用される?」。いずれも250人収容の大教室がほぼ満席になる盛況ぶりで、20分間という短い時間ながら、法学部での学びの一端を体験していただくことができました。午前11時30分からは、天白キャンパスで最大のキャパシティを誇る名城ホールで学部紹介を行い、こちらも模擬講義以上のご参加をいただきました。
これらの企画を通じて、名城大学法学部の魅力を高校生の皆さんに伝えるよい機会となったことと思います。
8月・9月の法学部資料室の開室時間が下記の通りに変更となります。資料室をご利用の皆様にはご不便をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
8月
7日、18日、21日、23日、25日、28日、29日、31日 |
8:50 ~ 17:20 |
上記以外 |
閉 室 |
9月
1日、5日、7日、8日、11日、12日 |
8:50 ~ 17:20 |
14日、15日、19日~22日、25日~29日 |
8:50 ~ 18:30 |
上記以外 |
閉 室 |
法学部では、下記の要領で平成29年度の国際専門研修プログラム(海外派遣研修)として、台湾・輔仁大学への訪問を予定しています。
日 程 |
10月30日(月) ~ 11月2日(木)
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対 象 |
法学部2年生以上の学生 |
募集人数 |
8名程度 |
費 用 |
大学から一部旅費の補助があります。 (交通費: 往復航空券の半額、宿泊費: 1泊5000円まで。交通費・宿泊費合計で6万円まで)
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注意・ 遵守事項 |
①大学指定の海外派遣講習を受講すること(DVD) ②団体行動の規律を守り、引率教員の指示に従うこと ③研修の事前講習に参加すること
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参加希望者は、
7月21日(金)までに、以下の参加申込書に記入のうえ、タワー75・3階の学務センター(法学部)まで提出してください。
参加申込書 :
ワードファイル /
PDFファイル
6月3日、交流協定校であるハワイ大学ロースクールから講師を招き、「アメリカ法セミナー」と銘打って講演会を実施しました。ハワイ大学ロースクールとの国際交流協定は昨年20年目の区切りを迎え、今年度も従来と同様に、毎年異なる講師を派遣してもらい、アメリカ法や外国の法制度に関するトピックスを取り上げて講演を行っていただきました。
今年度招へいしたのは、キャロル・ピーターセン(Carole Petersen)教授。ハワイ大学ロースクールでは、国際人権法などの科目を担当され、同分野での著書や論文などを多く執筆されています。また、以前には香港大学で教鞭をとられた経験があり、香港の法制度や事情に造詣が深い先生です。
今回のセミナーでは、「香港における一国二制度の功罪」および「香港における民主主義及び表現の自由への制限に対する諸問題」というテーマで講義をしていただきました。香港をめぐる歴史的経緯を辿りつつ、英国の領土から中国へ返還されるなかで、法制度そのものや人々の法に対する意識がどのように醸成されてきたのかという興味深いものでした。
また、このような内容の前提として、植民地の自立と脱植民地化という概念や国連の役割が紹介され、国際法の基本概念を理解することができました。
同日は土曜日の午後にもかかわらず30人程度の参加者があり、質疑応答を交わすなど充実したセミナーとなりました。
なお、その前日には法学部の「外国法Ⅰ」(伊川教授)内で、「障害者の人権の展開と国連障害者の権利条約をめぐる議論」というテーマで特別講義を行っていただき、この問題に対する日米両国の状況を理解する良い機会となりました。