法学会講演会を開催しました
6月17日(火)16時30分から約90分間にわたり、中部管区警察局・郷治知道局長をお招きし、「喫緊の社会安全の課題と対応~社会の安全について学ぶ意義」と題する講演会を開催しました。
郷治氏は、1991年に警察庁にI種試験(現:総合職試験)で採用された総合職の国家公務員です。本庁や各府県警察などの様々な部署での勤務を経験され、昨年9月に、愛知県警察本部と同じ建物に所在する現在の機関に異動されました。
講演の内容は、(1)郷治氏の経歴と警察の組織の紹介、(2)同氏が主に関わられた業務として、高齢運転者の安全運転対策と、サイバー犯罪捜査の2点、(3)喫緊の課題として、サイバー警察局・サイバー特別捜査隊(現特別捜査部)の設置と、匿名・流動型犯罪グループへの対策の2点、(4)中部管区警察局と管区内の6県の警察の紹介、と、多岐にわたるものでした。講演会の後半に行われた質疑応答では、複数の学生から、同じく多岐にわたる質問が出されました。
参加した学生は、学年は1年生から4年生まで、幅広い層にわたりました。参加の動機も、警察官を志望していたり、昨今の犯罪や犯罪対策に関心をもっていたりと、こちらも多様でした。参加者の感想としては、警察の業務の幅が広いこと、様々なタイプの人材が求められていること、国内外の公共部門や民間企業などとの連携が広く行われていることが、とくに印象に残ったようです。