法学会講演会

 7月11日(水)、韓国の高麗大学校法学専門大学院から申昌燮(シン・チャンソプ)教授をお招きして「国際取引とその規律」と題した講演会が行われました。申教授は、高麗大学校で教鞭をとられるかたわらで、大韓商事仲裁院やアメリカ仲裁協会国際紛争解決センターで実際の仲裁に関与されたり、法務部(日本の法務省にあたる)やUNSITRALの委員を歴任なさったりする方です。
 
 今回の講義では、国際取引における問題のうち、準拠法の問題と信用状に関する問題、仲裁制度の紹介について簡潔に、かつ分かりやすくご説明くださいました。
講義後は学生から、仲裁についてイメージするために「仲裁人として選定されるのはどのような人なのか」等の質問がなされ、申教授はご自分の経験から、できるだけ具体的に答えてくださいました。