ジョルジオ・ファビオ・コロンボ准教授5月29日と6月19日の2回にわたり、国際専門研修プログラムの1つとして「法文化セミナー」を開催しました。講師として名古屋大学法学研究科のジョルジオ・ファビオ・コロンボ准教授を招き、代田准教授担当の国際法文化プログラム科目・法文化3を受講する2年生が中心となって参加しました。

(右)セミナーの様子5月29日の「大陸法システムの誕生」は、古代ローマ帝国から、フランク王国を経て、イタリア、フランス、ドイツの基礎ができてゆく歴史を辿りました。6月19日の「フランス法制」は、大陸法の特徴、特にフランスの法制度について学びました。パワーポイントを使用し、地図や絵を見ながら、ゆっくりとした英語で説明されるので、学生にとっても聞き取りやすかったでしょう。

セミナーの様子授業の後は、デービッド・グリーン准教授も交え、学生たちとコロンボ准教授との交流の場を設けました。日本以外の国では就職までどのような形をとるのか、小学生が金融のことを勉強したりするのかなど、学生たちは次々と質問し、コロンボ准教授がイタリアの状況、グリーン准教授がアメリカの状況について説明する内容に熱心に聞き入っていました。各国にはそれぞれの社会に対応した独自の教育制度や就職状況があることを知り、日本の諸制度を相対化して見る眼を養うよい機会となったことでしょう。