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2015-12-30  総合
(右)模擬裁判12月18日と21日の2日間にわたって、法学部生と附属高校生が模擬裁判を行いました。

特設科目Ⅰ(実践法教育)を受講する学生が1年間の授業を通じて裁判員裁判のしくみを学修し、シナリオ作成を経て、模擬裁判を実演しました。そして、来年度、法学部に入学予定の附属高校3年生がその模擬裁判の内容をもとにして裁判員役となり、有罪か無罪かの評議を行いました。
 
模擬裁判の事件の内容は殺人事件で、高校生たちは学生のリードの下、提出された証拠や証人の証言をもとにして、被告人が有罪と言えるかどうかを検討しました。
 
討議グループあたり4~5人の5つのグループに分かれて評議をした結果、全員一致で無罪という結論に達したグループや、有罪と無罪が同数という結果となったグループもあり、さまざまな結果となりました。また、当初は全員無罪という意見であったのが、最終的には有罪へと結論が変化したというグループもあり、同じ事件を議論しても結論に違いが表れました。
 
(右)学部学生による説明参加した高校生は、条文を暗記したり一つの答えを導くことが法学の学修ではないということを実感した様子で、来年度からの大学での学びを先取りする経験を積むことができました。大学生の側でも、伝えることや多様な意見を引き出すことの難しさを実感し、「教えながら学ぶ」というこの授業のコンセプトを身をもって認識していました。
2015-12-11  講演会
マリアン・ジョーゲンセン氏前期に続き、後期にも2回の法文化セミナーが行われました。
この2回も前期と同様に、リーダーシップ・トレーニングコーチのマリアン・ジョーゲンセン氏に担当をお願いしました。テーマは11月19日(木)「文化の深層を探る!」、12月3日(木)「アメリカ文化の源は何か?」でした。後期2回の授業の内容は連続するものでしたが、前期の英語と日本語交互の方式とは異なり、今回はほとんどが英語を使っての授業でした。若干心配しましたが、元気のよい学生は何とかついて行くのを見て、人が若い頃にもつ適応性や柔軟性はやはり大きな武器だと思いました。
 
授業の時には、一瞬文化とどのような関係があるのかわからない画面が映し出され、次に説明と質問が始まります。文化についての自己診断アンケートなども組み込まれており、とにかく気の抜けない1時間半でした。異なる文化に興味を持った学生が、次は語学研修制度等を利用して海外に出かけるきっかけとなることを期待します。
2015-12-07  総合
ゼミ紹介企画11月4日(水)、6日(金)の両日にわたり、来年度の「専門演習」を志望する現2年生を対象として、ゼミ紹介企画が行われました。各ゼミが設置する相談ブースを訪れた学生数は昨年度より増え、2日間で400人以上の学生が企画に参加しました。

「専門演習」は、約20名の少人数制の演習科目(ゼミナール)であり、親睦会や合宿などを通じてゼミ生同士や先生との交流を深めつつ、専門学問領域の学習・研究を深化・発展させることを目的とする科目です。就職活動や大学院進学のためにもこの科目を履修することが望ましく、多様な専門領域からどのゼミを選択するかによって、3年次からの学生生活を大きく変えるものとなります。
 
(右)ゼミ紹介企画法学部では、ゼミ選択の情報を集める機会として、ゼミ紹介・ゼミ見学等の企画を行っています。各ゼミが設置する紹介ブースには、現役ゼミ生である3・4年生の先輩たちが、これからゼミを志望する後輩に対し、募集要項だけではわからないゼミの内容や様子を直接伝え、個別の相談に応じました。またゼミの内容を紹介するポスターの前には人だかりができ、友達同士で希望ゼミを検討する声も上がっていました。

相談に訪れた学生は、普段なかなか話す機会がない先生や先輩から、ゼミの様子や楽しく学問に打ち込む姿勢を学んでいるようでした。また、通常のゼミを自由に見学する「ゼミ見学会」も併せて行われ、ゼミを選択する学生にとって有益な機会となったようです。