10月28日(金)、29日(土)の2日間にわたり、現代国際・比較刑事法学研究センター主催により「取調べの可視化の現在と未来 ― 日本・韓国・台湾における理論と実務」と題して日・韓・台の比較法シンポジウムを開催します。
本年5月、長年の懸案事項であった、取調べにおける録音・録画を導入する刑事訴訟法改正案が国会を通過し、3年後に施行されることが決まりましたが、実施に向けて、さまざまな問題点が指摘されています。日本に先駆けて既に取調べの録音・録画制度を実施している韓国・台湾から専門家をお招きし、両国の取り組みや将来的な展望等をご紹介いただきます。
第1日 |
日 時 |
10月28日(金)13:10 ~ 16:20 |
場 所 |
共通講義棟南S-504講義室 |
テーマ |
これまでの道のりと現在地 |
進行予定 |
基調講演 全体討議及びフロアとの質疑応答 第1日目総括 |
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第2日 |
日 時 |
10月29日(土)10:00 ~ 13:00 |
場 所 |
共通講義棟南S-504講義室 |
テーマ |
将来的な展望 |
進行予定 |
基調講演 全体討議及びフロアとの質疑応答 全体総括 |
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パネリスト・コメンテーター |
李東熹 教授 (韓国・警察大学校)
陳運財 教授 (台湾・成功大学)
加藤克佳 教授 (本学法学部)
榎本雅記 教授 (本学法学部)
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講演・討議等はすべて日本語で行われます。また、参加は自由で、事前の連絡や予約は不要です。直接会場にお越しください。
10月17日(月)、韓国・西江大学法科大学院からパク・ヨンチュル教授をお招きし、「韓国における国民参与の刑事裁判」と題して講演会を開催しました。
日本では、刑事裁判への国民参加として裁判員制度が2009年より施行されていますが、韓国では、日本の実施に1年先立つ2008年から「国民参与裁判」が開始されています。刑事裁判に国民の声を反映させる制度である点は日本の裁判員裁判と同様ですが、両制度の間には、制定の背景事情、あるいは制度発足以来現在までの運用状況などに関してかなりの相違点が見られます。
このような点を踏まえ、韓国で国民参与裁判が実施されるに至った経緯、制度上の重要論点、将来的な見通しなどの他、日本の裁判員制度との比較にも話は及び、統計数値なども用いながら分かりやすく解説していただきました。
また、パク先生は、アメリカ合衆国のロースクールをご卒業後、同国で博士号、またニューヨーク州の弁護士資格もお持ちであることからも分かるように、アメリカ法についても造詣が深く、アメリカ合衆国における陪審員裁判との比較検討も行われました。
講演に引き続き、参加学生(30名程度)からの質問に答えていただく質疑応答も活発に行われ、日本法の将来を見通すための示唆を得たようでした。
現1年生は、2年次に進級する際に全員が「法総合コース」「行政専門コース」「法専門コース」のいずれかに所属することになります。コースによって卒業に必要な選択必修の科目が異なります。各コースの特徴については、
こちらをご覧ください。
現在、「行政専門コース」と「法専門コース」への配属希望者を募集しています。希望する学生は、
10月6日(木)~ 11月1日(火)の期間に、学務センターの法学部窓口に申込書類を提出してください。申込みのない学生は、全て「法総合コース」への配属となります。
募集対象 |
2016年度以降入学の法学科1年生 |
コース説明会 |
①10月6日(木)13:10~ ②10月20日(木)12:30~ |
申込期間 |
10月6日(木)~ 11月1日(火) |
選考方法 |
書類選考および面接 |
面接実施日 |
①11月14日(月)16:30~ ②11月16日(水)16:30~ |
結果発表 |
12月下旬 |
不明な点は、学務センター法学部窓口にお問い合わせください。
まもなく、来年度3年生になる皆さんを対象とした専門演習の募集が始まります。演習(ゼミ)は、一方的に先生の話を聞くスタイルが基本の講義とは異なり、学生が自ら調査・考察したことを発表し、それにもとづいて討論しながら、知識を深め、論理的な思考力を高めていく場です。必修科目ではありませんが、なるべく多くのみなさんがどこかのゼミに所属することを期待しています。
とはいえ、どのゼミに応募しようかと迷う方も多いでしょう。
こちらのページでゼミの内容紹介を行っていますので、参考にしてください。さらに、ゼミ選びのサポートとして、ゼミ紹介企画とゼミ見学期間を用意しています。
ゼミ紹介企画は、10月31日(月)、11月1日(火)の2日間にわたって、タワー75・2階の学生ホールで実施します。多くのゼミから先生本人や現ゼミ生が参加し、ブース形式でみなさんの質問に直接お答えします。研究テーマや活動内容、ゼミの雰囲気など、知りたいことを何でも尋ねてみてください。
また、ゼミ見学期間は、10月31日(月)から11月11日(金)の間に設定されています。この期間内は、実際に演習室で行われているゼミを参観できることになっていますので、気になるゼミをのぞいてみましょう。先輩たちが真剣に報告や討論をする姿を見れば、自分もゼミに参加したくなることうけあいです。
紹介企画に参加するゼミ、見学可のゼミについては、10月29日(土)に学生ポータルサイト上で発表される募集要項に掲載されています。また、
こちらのポスターもご覧ください。
募集関係の日程は、以下の通りです。ゼミによっては面接も行われますので、募集要項でよく確認してください。申込書の提出は期限厳守ですので、締め切りに遅れないよう注意しましょう。
10/29 |
募集要項発表 (学生ポータルサイト) |
10/31、11/1 |
ゼミ紹介企画 (学生ホール) |
10/31~11/11 |
ゼミ見学期間 (各演習室) |
10/31~11/11 |
第1次募集の受付期間 |
11/22 |
第1次募集の結果発表 |
11/22~11/28 |
第2次募集の受付期間 |
12/7 |
第2次募集の結果発表 |
12/8~12/14 |
第3次募集の受付期間 |
12/22 |
第3次募集の結果発表 |
なお、4年生の卒業研究演習の募集要項は11月17日に発表されますので、別途掲示を確認してください。
単位互換協定を締結している沖縄国際大学での特別聴講生を募集します。沖縄の文化や歴史に触れながら、本学部では開かれていないユニークな授業科目を履修することで、物事に対する多角的な視点を身につけることができるでしょう。
対象は、平成29年4月の時点での法学部2・3年生です。関心のある方は、まずガイダンスに出席してください。
ガイダンス出席の受付期間は、
11月1日(火)~11月9日(水) (17:00まで)です。この期間内に学務センター⑥法学部窓口までお越しください。なお、ガイダンスは、11月10日(木)13:10から1時間程度を予定しています。
詳しくは、
こちらをご覧ください。
10月17日(月)、韓国西江大学からパク・ヨンチュル教授をお招きして法学会講演会を開催します。講演のテーマは「韓国における国民参与の刑事裁判」。
韓国で平成20年から施行されている国民参与裁判は、国民が評議して有罪・無罪を決める英米流の「陪審制」と、裁判官と参加する国民が協同する独仏流の「参審制」を組み合わせた独自の制度であり、わが国の「裁判員制」とも大きく異なります。刑事裁判に関心をお持ちの方にとっては、非常に有益な講演となるでしょう。講演は英語で行われますが、通訳がつきますので、お気軽にご参加ください。
テーマ |
韓国における国民参与の刑事裁判
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講演者 |
パク・ヨンチュル教授 (韓国西江大学) |
日 時 |
10月17日(月)4限(14:50~16:20) |
場 所 |
共通講義棟南 S-504教室 |
事前の申込みなどは不要です。上記の時間に直接会場にお越しください。多数のご参加をお待ちしています。