大志を抱け
前期に開講する「大志を抱け」では、様々な分野で活躍する先輩たちが、進路選択やキャリア形成をめぐる自らの実体験を語ります。
2024年度スケジュール
第1回(4月9日)
オリエンテーション・レポート作成
- 講義の概要や受講上の注意などを説明します。また、レポートを書く場合の注意点について学びます。
第2回(4月16日)
名城大学のルーツ・講師に質問してみよう
- 自分が通う名城大学のルーツと歴史について学びます。また、先輩の経験談を聞く前に、問題意識を明確にし、講師に質問ができるように準備をします。
第3回(4月23日)
自分の人生をプロデュースしよう
講 師
矢島 裕子1996(平成8)年卒 / キャリアサポーター
- 自分の手で思い通りに人生を選択するにはどうしたらいいのか。活躍する社会人の例を挙げわかりやすく解説します。
受講した学生から
- 私は1年生なので就活はもう少し先の話なのですが、すでに漠然とした不安が胸に渦巻いていました。しかし、不安や緊張を楽しさに変える「楽しむ力」が大切だという矢島先生の言葉を聞いて、かなり気持ちが軽くなりました。また、「失敗を経験しておく」ことだったり、「自分のモノサシを持ち、自分の基準・価値観でものごとを測る」ことだったりと、共感できるところや、気づきが多々ありました。特に、今までの私は他人の基準に合わせがちのところがあったので、これからはしっかりと自分の意見を持って大学生活を送りたいと思いました。
- 矢島先生がおっしゃった「プラス1」を、私も今後取り入れたいと思います。これは、毎日最後にあと1個できることを追加するというもので、矢島先生自身は、あと1回取引先に電話してから今日の仕事を終わりにするという形で実践されていたそうです。毎日の積み重ねによって週単位では7個も、月単位では30個も今まではしてこなかったことができるようになるわけで、とても魅力を感じる思考様式、行動指針だと思います。これから私もさっそくプラス1を生活に取り入れて、自分自身の成長に繋げていくつもりです。
- 今回の講義で一番心に残ったのは、学生という立場を最大限利用するという言葉でした。この言葉を噛みしめることで、何か行動しようと思ったときに一歩を踏み出しやすくなりました。今学生の立場を利用できなくていつ使うのか、失敗しても叱られるだけですんだり、大目に見てもらえたり、そういうことは学生で終わる。また、大学が設ける様々なプログラムやセミナーは卒業してしまったら受けられない。そう聞いて、改めて学生という貴重な時期に様々な挑戦をしないともったいない、一日一日をもっと大切にアクティブに生きていこうと心に決めました。
第4回(4月30日)
挫折、失敗、苦境
講 師
古家 秀樹1999(平成11)年卒 / ㈱飛鳥コンサルティンググループ代表取締役・飛鳥行政書士法務事務所 代表行政書士
- 学生時代の挫折、失敗、苦境
- 起業直後の挫折、失敗、苦境
- そして、現在の挫折、失敗、苦境時の対応方法と人生を変える3つの方法
受講した学生から
- 今回の講師は、起業家である古家先生でした。私自身は今のところ起業には特に関心がなく、はじめはあまり興味がもてないかもと思っていました。しかし、現在の私に直接役に立つことだったり、これから就職活動を行う際に心掛けておくべきことだったりと、多くの有益な話を聞くことができました。特に印象深かったのは、「『~だろう』で仕事はしない」ということです。私は過去に、確証がない状態で行動して失敗してしまった経験があったので、その時の悔しさや情けなさをまざまざと思い出しました。そうした失敗を今後の人生でしないようにこれから改善していきたいです。
- 古家先生が経験された起業時代の挫折、失敗、苦境、そしてそれらをどのように乗り越えられたのかという話を通じて、困難に対処する方法と考え方を教わることができました。決断を早く、視野を広く、情報を早く取り入れることの大切さが特に印象に残りました。そのためには、多くの人と出会い、いろいろな考え方を身につけ、社会を知ることが重要だということも大きな気づきでした。私はなかなか決断する勇気がもてずに迷ってしまうことが多く、また、年上の人と関わる機会がまだあまりないため、これから積極的に多くの人と関わって情報をたくさん取り入れることを心掛け、実行していきたいと思います。
- 私は今回の講義で、視野を広く持つことの大切さを学ぶことができました。古家先生は大学時代に取得した資格を生かした仕事を中心に複数の会社を経営されており、その中には大学時代に作ったつながりからできているものもあるとのことでした。この話で私は、一つの仕事をやり続けることが良いことだという固定観念から抜け出すことができました。また、大学1年生の頃から自己分析をして、自分がどのような人間なのかの認識を深め、自分自身を理解することの大切さを知ることができました。
第5回(5月7日)
時間は有限である ~何を決め、何を捨てるか~
講 師
三輪 貴哉2006(平成18)年卒 / 社会保険労務士
- 成功者から学ぶ考え方
- 社会保険労務士とはどんな仕事
- 私たちに与えられた時間
- 考え方を知ることで何が変わるのか
受講した学生から
- 今回、実際に社会労務士として活躍されている三輪先生の講義を聴けたことは非常に有意義でした。特に、資格を取得した後の就職先やキャリアについてのリアルな話は、資格試験の勉強をしている私にとってとても役立ちました。また、「Time is money ではなく、Time is Life である」という言葉には深く共感しました。私の人生は過ごしている一瞬一瞬によって作られており、今この瞬間をどう過ごすかが、これからの私の進路に大きな影響を与えることを強く感じることができました。
- 良いことも悪いこともすべてありのままに受け入れようという「プラス思考」の話が最も印象に残りました。私は前向きに物事を考えるのがあまり得意ではなく、すぐに消極的な姿勢になってしまいがちなので、これからプラス思考を強く意識しつつ、ポジティブな気持ちで生活を送っていこうと思います。
- 毎日2時間を未来の自分への投資の時間にすると、大学4年間で他の人より1ヶ月先に進むことができるというお話に、ハッとさせられました。たしかに、1ヶ月もあればさまざまななことにチャレンジし、達成することが可能です。この考え方をさっそく生活に取り入れ、これまであまり進んでいなかった資格取得の勉強に本腰を入れたいと思います。
第6回(5月14日)
海外経験から学んだこと、今に生かしていること
講 師
坂本 篤1996(平成8)年卒 / 外務省職員
- 20歳から通算20年以上、留学や仕事のために世界各地で生活をしてきました。海外生活で学んだことが、今の生活にどのように生かされているか、また、外国から見た日本についても、グローバルな視点から考えてみたいと思います。
受講した学生から
- 私も、海外へ留学して多様な文化や価値観などを自分の目で確かめ、体験したいという思いと、新しい環境に飛び込んで経験を増やしたいという思いを1年生の頃から常に抱いているので、今回の坂本先生の授業はとても参考になりました。特に、不安や失敗を恐れずに思ったら行動するという坂本先生の行動力はとても刺激的で、自分にはまだそのような行動力が不足しているということを実感しました。また、世界各地での生活を通じてお互いの価値観を尊重することの重要性に気づいたというお話には、強い説得力を感じました。多くの経験を持つ先生の言葉に触れ、私も海外に留学して視野を広げるべきだと確信することができました。
- 普段の生活ではなかなか接点のない外務省の方から、外務省の仕事内容や実際に外国で働いた体験談を聞くことができ、とても興味深い内容でした。日本にいるだけでは気づけないことや、日本人が無意識に持ってしまっている偏見などについて知ることができ、視野が広がったと感じました。
- 私も小さい頃から海外への興味が強く、海外に住んでみたい、海外で働いてみたいと思っていました。実際に海外で働かれている坂本先生のカルチャーショックを楽しまれる姿勢には驚かされ、自分も同じようにできるか不安になりましたが、非常に貴重な体験だったと話されていたことで、以前にも増して留学への意欲が湧きました。
第7回(5月21日)
悩みと向き合う、自分と向き合う
講 師
尹 淳実 2015(平成27)年卒 / 税理士法人職員
- 悩みと向き合うことは、自分と向き合うこと
- 自分の長所と短所って?
私自身、今まで自分と向き合えず、失敗や辛い思いをしてきました。何かみなさんの気付きになればと思い、経験をもとにお話します。
受講した学生から
- 私も尹先生と同じように、一日の出来事や思ったことを紙に書き出す習慣があります。自己啓発本では「ジャーナル」と呼ばれていますが、私は基本的に出来なかったことばかりを書き出しており、出来たことを書くという発想はありませんでした。これからはそれを取り入れてみようと思います。また、その日に起きた出来事の中から寝る前に3つの良かったこと、上手くいったことを決める「1日 Three Good Things」も、自己肯定感を高めるのに非常に役立ちそうなので、実践してみようと思います。
- 自分の短所を活かすということを生活に取り入れようと思いました。短所は必ずしも悪いことではなく、たとえば負けず嫌いという短所は向上心の強さを示し、飽きっぽいという短所は好奇心旺盛であることを意味するなど、短所をポジティブに捉えることで、短所が短所ではなくなります。たったこれだけのように思えるかもしれませんが、心をポジティブに保つのは実際には簡単なことではありません。この考えを取り入れて、さまざまな観点から物事を見て、ポジティブに生活を送れるようになりたいと思います。
- 私は自分の長所について真剣に考えたことがなく、自分には長所がないと思い込んでいました。自分が夢中になっていたこと、夢中になれることから探すと長所を見つけやすいという今回の講義をさっそく実践してみたところ、事前課題で考えたものとは違った長所を見つけることができ、自分の新しい一面を知ることができました。また、他人に自分の長所を教えてもらうことによって自分が考えているものとは違ったものを見つけることができることも実践していただき、とても参考になりました。
第8回(5月28日)
夢をあきらめないで
講 師
林 辰浩1999(平成11)年卒 / 朝日新聞社社員
- 就職超氷河期 私の就活体験
- 新聞記者の仕事
- 読み手を引きつける文章とは
- メディアリテラシー
受講した学生から
- メディアリテラシーについてのお話はとても参考になりました。SNSが急速に発達している現代社会では、誰でも簡単にニュースや情報を手に入れることができます。しかし、ネット上の記事や情報をそのまま信じてしまうことの危険性を理解しました。すべての情報に対して疑いの目を持つことの重要性を学びました。
- 林先生に教えていただいた「事実は多面的で多層的で多重的である、違う視点を想像し読み取る」という考え方をさっそく取り入れたいと思います。私自身、報道された事柄をすぐ信じこみ、真実だと思い込むことが多いので、林先生の考え方は大事だなと感じた。事実だとしても発信者の主観が入る限り、一つの事実も多くの捉え方をすることができるので、それを踏まえて情報を読み解き、自分の意見を発信するというメディアリテラシーを身につけていきたいです。
- 「諦めの良い人にならない」という言葉がとても心に響きました。私はよく、自分より優れた人や能力の高い人と比較してしまい、自分なんてまだまだだと思うことがあります。しかし、自信を失う時間があるなら、その時間をもっと努力することに使い、自信を持つようにしようと考えました。就職についても、名城大学より高いレベルの大学はたくさんありますが、大学在学中に資格や語学を習得し、自信をつけて挑戦していきたいと思います。
第9回(6月4日)
目標に向かって全力前進
講 師
宮城 拓1996(平成8)年卒 / 司法書士
- 司法書士(法律専門職)の仕事の魅力について
- 目標との向き合い方
受講した学生から
- 現役の司法書士の方から、具体的な業務内容や依頼者の問題解決に対する達成感についてお話を伺い、その仕事の魅力を身近に感じることができました。特に、相続問題を取り扱った実際の事例にもとづくお話は、専門知識がない私にはやや難しいところもありましたが、司法書士の職務内容を深く理解する良い機会となりました。新しい知識をたくさん得ることができ、とても勉強になりました。
- 司法書士になるという目標を達成するためには、具体的で細かい目標を立てて行動すると良いというお話が、特に参考になりました。自分の現状を振り返ってみると、大まかな目標は立てているものの、具体的な目標や細かなステップが欠けていることに気づき、計画を見直す必要があると感じました。先生のお話を参考にして、自分の力量に応じた具体的で細かな目標を設定し、それを全力で実行していきたいと思います。
- 宮城先生の「色んなことにチャレンジし経験をすることで、自分の視野と世界観が広がる」という言葉が、私にとって最も印象的でした。チャレンジする姿勢の大切さを実感し、私自身もこれからそれを実践していこうと思います。私は、一人暮らしや新しい学校生活にまだ慣れないことから、実家に帰りたいと思ったり、悩んで落ち込んだりすることが多々あります。今のチャレンジを続ける自分を勇気づけ、後押ししてくれるこの言葉によって、これからも頑張ろうという決意を新たにすることができました。
第10回(6月11日)
名城生時代のかけがえのない経験と進路の創り方
講 師
山口 春菜2017(平成29)年卒 / 株式会社パソナJOBHUB
- 社会人になる上で、大学時代にやっておいたほうがよいこと
- 大学時代に見つけた夢を仕事にするということ
- 名城大学の活用の仕方
受講した学生から
- 今回の山口先生は、私自身と比較的に年齢が近かったので、話に共感することができました。特に、山口先生は学生時代に夢中になっていたことを仕事にしていて、これはまさに私の理想そのものでした。しかし、夢中になっていることが他人を喜ばせているかと問われると、私はうまく答えられないと感じたので、大学生活のうちに本当に夢中になれるものを見つける必要があると思いました。
- 「自分が夢中になっていること」×「人を喜ばせること」を仕事にするという山口先生の考え方がとても参考になりました。これまで、就職活動では自分の好きなことややりたいことを軸に決めることが大事だと聞いていましたが、その選択が誰かを笑顔にしたり、喜ばせたりするかということまで考えたことはありませんでした。今回の授業でその視点を学べ、とても良かったです。また、先生が大学時代にボランティア団体の代表や防災団体の立ち上げを行い、多くの人々に支えや励ましを与えていたと聞き、その行動力に感動しました。私自身は今はまだ夢中になれることが見つかっていませんが、名城大学を最大限に活用して、やりたいことを見つけて行動しようと思いました。
- 大学生のうちにやっておくべきこととして、名城大学が整備しているサポート体制をもっと活用しようと思いました。現在、私は就職活動中で、多くの不安を抱え、ネットなどで相談していましたが、今回の講義を通じて、名城大学の職員の方々がこの分野のプロフェッショナルであることに気づきました。職員の方々は多くの名城大学生の悩みを聞いており、豊富な事例を持っておられるので、これからは積極的にその力をお借りしようと思います。
第11回(6月18日)
これまでの大学生活で取り組んだこと
講 師
大堀 仁夢法学部4年生
牛鼻 竜之介法学部4年生
諫山 拓海法学部4年生
- 在学生の先輩が、大学生活で取り組んだこと、学んだことをお伝えします。
受講した学生から
- 大学生活でやった方がいいことや、ゼミ、就活などについて、現役の法学部4年生の生の声を聞けて、とても有意義な時間でした。特に大堀さんの「今しかない」という言葉が心に響き、大学に入ってから2か月が経ったことに、時間の流れの速さに驚きと恐怖を感じています。先週も感じたことですが、年齢が近いこともあって、話がイメージしやすく集中して聞くことができ、とても良かったです。
- 牛鼻さんの授業の受け方についてのアドバイス、頭の中でイメージしながら話を聞き、自分の言葉でメモを取るということを実践したいと思います。特に法学入門の授業では、先生の話をメモしたり覚えたりするのに精一杯で、他のことを考える余裕がありませんでした。これからは、先生の話をしっかりと聞きつつ、自分なりに内容をまとめることで、効率の良い授業の受け方を身につけたいと思います。
- 今回は自分と同じ学年の4年生の方々のお話を聞きました。特に諫山さんの話に感銘を受け、文武両道の精神に深く感動しました。部活動をしながら限られた時間の中でどのように練習をするのが効果的か、またゼミでディベートを行う際にどのような工夫をすれば成功するのか、各工程が緻密に計算されており、とても参考になりました。
第12回(6月25日)
連覇の裏側:目標の達成
講 師
赤坂 よもぎ2018(平成30)年卒 / 埼玉医科大学職員・コーチ
- 名城大学女子駅伝部はなぜ、連覇を成し遂げているのか。
- 目標設定のプロセスから考える目標達成
受講した学生から
- 名城大学の女子駅伝部で素晴らしい快挙を成し遂げた赤坂さんの話を聞けて、全てが参考になりました。特に、目標達成へのプロセスや目標の立て方についてのお話が非常に参考になりました。目標達成のためには、一つのことだけに集中するのではなく、赤坂さんの場合、駅伝の練習だけでなく、勉強面でも授業をしっかり聞くなど、対策を立てて取り組んでおられた点がすごいと思いました。
- 今回の講師は、名城大学で駅伝に励んでいた先輩でした。部活のキャプテンとしての責任感や、目標を立てて実行することの大切さを教えてくださいました。特に参考になったのは、目標達成のプロセスについての話です。短期、中期、長期の目標を設定し、それに向かって順に達成していくことが大切だとおっしゃっていました。私はこれまで長期的な目標しか立てていなかったので、短期から段階的にレベルアップしていくことの重要性を学びました。
- 目標を実現させるために、どのような過程を経て、どのような行動や方法を取ったかを詳しく知ることができました。目標の大きさに関係なく、どんなことにも通じる重要なマインドや姿勢を学ぶことができました。また、実際に試して経験したからこそ得られた「視野を広げておくべき」などのアドバイスも参考になりました。
第13回(7月2日)
スピーチトレーニング
講 師
青山 紀子1990(平成2)年短大卒 / コミュニケーションコンサルタント
- 「しゃべりのプロ」から「プロの話し方」を学び、自分らしくイキイキとした発表を実践する。
受講した学生から
- 今まで何度か授業内で発表やプレゼンを行ったことがありましたが、その際に微妙な反応だったり、上手く伝わっていなかった理由を言語化して説明してもらい、具体的な改善点が分かりました。正確に人に伝える話し方を身につけ、今後の発表やプレゼンに活用していきたいと思います。
- 発声練習で学んだ口の開け方や呼吸法を、今後も取り入れていきたいと思いました。もともと声を張ることがあまり得意ではなかったのですが、先生の発声練習の際にはこれらを意識することで、大きな声を長時間継続することができました。声がはきはきしているだけで、元気が良く、明るい印象を与えられるため、メリットが非常に多いです。毎日、隙間時間を利用してトレーニングを欠かさず行い、意識せずとも自然と良い声が出せるようになりたいと思います。
- 文を作る際には、まず概要を決めてから書き始める方法を今後取り入れていこうと思いました。これまで、書きながら考えるというやり方でレポートや原稿を書いていましたが、その結果、文章構成が乱れたり、意味不明な文になってしまうことが多くありました。今後は、書きたいことや言いたいことを箇条書きにまとめ、大まかな文章の流れを考えてからレポートや原稿を書き始めるようにしようと思います。
第14回(7月9日)
発表①
講 師
青山 紀子1990(平成2)年短大卒 / コミュニケーションコンサルタント
- 何人かに発表をしてもらい、講師から個別のフィードバックを受けます。
受講した学生から
- 青山先生がおっしゃっていた、「ただ原稿を読み上げるのではなく、友達に話しかけるように話すと良い」というアドバイスがとても印象に残りました。私は、発表の際には原稿を読むことや暗唱することに必死で、話し方まで意識できていませんでした。しかし、青山先生が褒めていたスピーチは、まるで個人的に会話しているような一体感があり、内容がより伝わってきました。話し方の意識一つでこんなにも変わるのかと驚きました。同じ内容でも話し方のテクニック次第で差別化できることを、これからも強く意識していきたいと思います。
- 他の人の発表と青山先生のコメントを聞いて、話し方で聴衆の引き込み方が異なることに気づきました。口角が上がっていて顔が明るい人は、声も自然と明るくなり、聞いている側も心地よかったです。また、普段は気にならなくても、発表時に語尾が上がってしまうことも理解しました。助詞が上がりやすいという指摘を受け、自分も発表する場面ではつい語尾が上がってしまうと気づきました。今後、自分が発表する際には、明るい声と語尾を下げる抑揚のある話し方で、聴衆に分かりやすく伝えるようにしたいと思います。発表の時だけでなく、普段から意識して練習しようと思います。
- 元放送部の方の発表は、非常に聞き取りやすく、これこそ正しい話し方で、修正するところなんてないだろうと思いました。ですが、先生からお腹から声を出すようにというアドバイスを受けた後の発表を聞くと、お腹から声を出すことでこんなにも聞き取りやすくなるのかと驚きました。
第15回(7月16日)
発表②・総まとめ
講 師
青山 紀子1990(平成2)年短大卒 / コミュニケーションコンサルタント
- 発表、および講義全体についての総まとめをします。また、これまでの講演について、受講生から寄せられた質問に対する先輩講師からの回答を紹介します。
受講した学生から
- 今回発表の機会をいただき、多くのことを学びました。特に、発表時に目線が常に原稿に向いてしまうことについて指摘を受けました。私は、読み間違えるのが怖いのと、聴衆を見ると緊張してしまうことから、前を見ることができませんでした。しかし、先生のアドバイスで、文末では原稿を見なくても話せることが分かり、前を向いても緊張が増すことはありませんでした。また、他の人が「発表は準備が9割」と指摘されていましたが、私も準備が十分でなかったため、自信を持てずに原稿に頼りがちでした。もっと練習を積んでいれば、自信を持ってスムーズに発表できたと思うので、今後は準備の重要性をしっかりと認識していきたいです。
- これまでの15回の総まとめを通して、授業の目的をあらためて実感することができました。この授業の特徴として、講師の皆さんが、名城大学を卒業した先輩であったや、現在名城大学で学んでいる先輩である点が挙げられます。外務省で働いている方や起業家、元アナウンサーなど、多様な分野で活躍している先輩たちから、実際の仕事を通じて得た具体的で興味深い話を伺いました。その中で、多くの先輩が共通して強調していたのは、「努力すること」「目標を持つこと」「新しいことに挑戦すること」でした。私自身の将来について考える良い機会となりました。現在は漠然とした夢しか持っていませんが、先輩たちの言葉を意識して、これからの学生生活を充実させていきたいと思います。
- さまざまな分野で活躍される講師の方々が、それぞれの職業や経験から得た知識や発見を、実体験を交えて教えてくれる非常に価値のある授業で、名城大学在学中に取り組めることの多さを実感しました。授業全体を通じて、ポジティブな考え方や新たな発見、そして抽象的だった考えを具体化することができました。今後の将来や社会での考え方の方向性をしっかりと見定めることができる良い機会となりました。