考動力
後期に開講する「考動力」では、就職活動の心構えや効果的な対策など、より実践的な内容で学生の皆さんの就活をサポートします。
2024年度 スケジュール
第1回(9月17日)
オリエンテーション
進路選択と進路決定、進路へ向けた計画的な取り組み
講 師
伊川 正樹
1996(平成8)年卒・名城大学法学部教授
第2・3回(9月24日)
進路を決めるにあたってやるべきこととは!?
今から始める就職活動
講 師
内山 立祐
1988(昭和63)年卒・会社員
受講した学生から
- 私は3年生ですでに就職活動を始めていますが、「もっと早く行動しておけばよかった」と後悔しています。今回の講義を通じて気づかされた多くの課題の中でも、特に国語能力と幅広い視野を持つことに優先して取り組む必要性を痛感しました。これまでは、食わず嫌いで業界を狭く絞って企業選びをしていましたが、新たな視点を取り入れることで、自分に適した企業が見つかるかもしれないと考えるようになりました。また、将来の日本に貢献できる存在になるために、自分のキャリアと社会への貢献を意識しながら就職活動に挑んでいきたいと思っています。
- 私は公務員になるか民間企業で働くかで非常に悩んでいましたが、今回の講義で、公務員になるために必要なことやそのメリット・デメリット、どれだけの人が民間企業に就職しているか、そして社会で必要とされるスキルについて学ぶことができ、今後の学生生活に役立つ情報を得られたと感じました。また、これまで全く考えていなかった起業や家業を継ぐといった選択肢についても触れていただき、非常にためになるお話でした。
- 私はこれまで、転職に対してあまり良いイメージを持っていませんでした。一度入った会社で長く働き、昇進していくことが自分のキャリアにも収入面でも最善だと考えていたからです。この考え自体が間違っているとは思いませんが、今回の講義を聞いて、転職を通じていろいろな仕事に触れることで、自分の得意なことや苦手なことが見えてきたり、その仕事でしか得られない経験を積めるという点に気づきました。自分に合った分野を見つけたなら、その強みを活かせる場所に転職する方が、長く楽しく仕事を続けるうえでも良いかもしれないなと感じました。ですので、転職も視野に入れることで、無理なく働き続けるきっかけになるかもしれないと思うようになりました。
第4・5回(10月1日)
自分を未来へ導こう
今すぐ役立つ自己分析と自己PR術
講 師
矢島 裕子
1996(平成8)年卒 ・ キャリアサポーター
受講した学生から
- 今回の講義では、将来の就職活動で重要になる自己分析について詳しく学ぶことができ、とても有意義でした。配られたシートに記入するという、一見簡単そうな作業でも、ペンが進まない場面が多く、自分自身について実はよく分かっていないことに気付かされました。また、長所を書けても、その具体的なエピソードを思い出すことができず、自己理解の浅さを実感しました。就職活動では、長所に具体的なエピソードを添えることで、相手を納得させつつ自分をアピールできるため、これからは家でもトレーニングを積んでいこうと思います。三年後のことだからといって今回の学びを放置するのではなく、自己分析の難しさを知った今だからこそ、今から自分を見つめ直していこうと感じました。また、自分の良さを増やすためにも、エピソード作りにも積極的に取り組んでいきたいと思います。とても貴重なお話を聞けて、非常に参考になりました。
- 矢島先生のお話の中で特に印象に残っているのは、「自分がイメージしていることを相手にどう伝え、納得してもらうか」という言葉です。自己PRを求められると、ついつい話したいことが多くなり、長々と話してしまいます。しかし、自分のスキルや感じていること、これまでの経験を簡潔かつ分かりやすく伝えることが大切だと気付きました。自己分析がその基盤となることを学び、就職活動では、自分を知ることを土台に、相手を理解し、効果的に自分の強みを伝えていきたいと思います。
- 人生で初めて自己分析をしてみましたが、予想以上に複雑で、あんなに多く書くとは思っていませんでした。しかし、いざ始めてみると意外とペンが進みました。最初は小中学校時代の自己分析から始め、抽象的な内容を書いていったのですが、気づかないうちに自分の説明を具体的にするまで掘り下げることができ、かなりの自己分析ができたと思います。講義の最後に面接の注意点について話がありましたが、「笑顔が素敵です」や「コミュニケーション能力があります」という言葉はあまり意味がないことを知りました。また、話を具体化しないと面接官の関心を引くことができないという点も理解できました。
第6・7回(10月8日)
コミュニケーション能力
自己PR実践講座
講 師
青山 紀子
1990(平成2)年短大卒 ・ コミュニケーションコンサルタント
受講した学生から
- 今回の講義で、ペアやグループでの実践を通じて、相手の話を聞く際のバックトラッキングや相槌の効果など、これまであまり意識していなかった、話し手と聞き手の双方が心地よく感じられる行動に気づくことができました。この経験を通じて、今後の自分のコミュニケーションへの意識が変わりました。また、キャビンアテンダントを目指している私にとって、元アナウンサーの方から学んだ声の抑揚やトーン、母音の重要性など、聞き取りやすい話し方は非常に参考になりました。さらに、講義の内容に限らず、青山さんの自然な笑顔や所作、話し方なども自分に取り入れるべき点が多く、今後はこれらを意識しながら実践し、最終的には自然にできるようにしていきたいと思います。
- 将来、社会人になった時やこれから迎える様々な面接で役立つ声の出し方や、聞き取りやすい発声の方法など、普段なかなか学べないことを学べて本当に良かったです。これまで発声法などは小さなことだと思っていましたが、面接のように一度の機会で評価される場面では、正しい発声法を知っているかどうかで大きな差が生まれると実感しました。特に最後の、「無理にポジティブになろうとしなくてもいい。悩む時はたくさん悩んで、悩み尽くしたら自然とポジティブになれるから、自分を追い詰めないで」という話がとても印象的で、感動しました。
- コミュニケーションの大切さを改めて学ぶことができました。どの社会においても、コミュニケーションが上手に取れる人とそうでない人では、大きな差が生じると感じました。今回の講義では、コミュニケーションの取り方だけでなく、相手が聞き取りやすい発声の方法についても学ぶことができました。発声練習では、息をどれだけ続けて文章を読むかという課題がありましたが、青山先生のように長く続けることができませんでした。先生がこれまでに積み重ねてきた努力の大きさを感じました。この授業を1年生のうちに受けられたことで、あと3年以上も努力できる時間が残っているので、就職の際には完璧な状態になれるよう、これから毎日コツコツと頑張っていきたいと思います。今回の講義を受けられて、本当に良かったと思います。
第8・9回(10月15日)
企業側から見た学生
業界研究・企業研究
講 師
田中 颯
2022(令和4)年卒 ・ フジケングループホールディングス社員
起業家・経営者から見た学生
起業家・経営者が求める人材
講 師
古家 秀樹
1999(平成11)年卒 ・㈱飛鳥コンサルティンググループ代表取締役
受講した学生から
- 今回の講義で特に印象に残ったのは、面接に関する話でした。実際の面接でどのようなことを話せばよいのか、逆にどんな発言を避けるべきかについて学びました。例えば、「海外での経験を通じて異文化交流やコミュニケーション能力が身につきました」というようなありきたりな答えは、かえって不採用の原因になると古家先生がおっしゃっていました。実は僕も、その質問をされたら同じように答えるつもりだったので、とても参考になりました。また、自分にどんな仕事が向いているかも見えてきたので、就職活動の際に役立てたいと思います。将来、就職活動をするときには、仕事に対する考え方や希望が変わっているかもしれませんが、そのときにもこの講義で得た知識を活かそうと思っています。
- 大学卒業後にどの業界に進みたいのかや、自分にどの業界が向いているのかが全く分からず、来年の大学3年生から始まる就職活動に対して何をすべきかも理解できておらず、漠然とした不安を抱えていました。そんな中、今回の講義を受けたことで、少しでも興味のある業界がどのようなものか、そしてその業界のどこが自分に合っているのかを把握することができ、今まで見えていなかった就職活動の方向性が少し明確になり、安心しました。さらに、企業の人事担当者と、会社のトップである経営者の両方が面接官としての視点を共有してくださったので、面接でどのように答えれば良い印象を与えられるのかを学べたことも非常に興味深かったです。授業内のチャットで出された「海外留学の経験から得たものは何か」という質問について、企業がその質問をする意図を読み取り、適切に答えることの重要性を知ることができ、大変参考になりました。
- 今回の講義では、自分の長所を伝える際に、経験談や具体例を挟むことで説得力が格段に増すということが特に参考になりました。これまで私は、「コミュニケーション能力がある」や「我慢強い」といった、どちらかといえば抽象的な答えしか考えていませんでした。しかし、企業にとってはそのような答えはごくありふれており、大切なのは具体的なエピソードを交え、企業側を納得させることだと気づきました。具体例を示すことで、その長所が実際にどのように役立つかを明確に伝えることができるのです。この気づきを活かし、今後は経験談となるような様々なことに挑戦していくだけでなく、日常の些細な出来事にもアンテナを張り巡らせ、常に自分の成長につながる機会を見つけていきたいと思います。
第10・11回(10月22日)
民間企業のしごと
営業職ってどんな仕事?
会社にはどんな仕事があるのか?
どうやって会社を選んだのか?
講 師
滝野 雄大
2017(平成29)年卒 ・ 株式会社名古屋グランパスエイト社員
當眞 将生
2018(平成30)年卒 ・ 積水ハウス株式会社社員
浅野 真帆
2018(平成30)年卒 ・ 川上産業株式会社社員
受講した学生から
- 将来、民間企業への就職を第一に考えている私にとって、今回の講義で民間企業で働く方のリアルな意見を聞けたことは非常に有意義でした。どのくらい休暇が取れるのか、新入社員に求められることは何かなど、まさに私が知りたい点について体験談としてお話しいただき、大変勉強になりました。 また、私は特に営業職に興味を持っており、実際に話を聞く中で、これまでのイメージとは異なる点が多くあることに気づきました。たとえば、飛び込み訪問がないことや直行直帰の制度があること、さらに、会社によってはトークが苦手な人のために説明用の原稿やパワーポイントが用意されていることなど、働く環境が整えられていることに安心しました。さらに、仕事に関することだけでなく、モチベーションの保ち方や先輩への質問の仕方といったアドバイスも伺うことができ、これらは日常生活にもすぐに活かせそうだと感じたので、早速実践してみようと思いました。
- 今回の講義を受けて、民間企業の実態についてよく知ることができました。講義の中でさまざまな業務内容についてお話を伺い、将来就職したときにどんな仕事をするのかをイメージする良い機会になったと思います。また、その仕事に求められるスキルについても理解が深まり、貴重な学びになりました。
- 今回の講師の先生方が私たち学生と年齢が近かったこともあり、これまで以上に親しみやすく、興味をもって話を聞くことができました。特に印象に残っているのは、やり方がわからない仕事があった時の対処法についての話です。私は「同期の社員に相談する」という選択肢を思い浮かべたのですが、先生方はまず自分で考えてみた後に先輩に相談する、という方法を取っていると伺いました。今後、私も社会に出て働く中で同じような状況になった時には、この対処法を参考にしたいと思いました。
第12・13回(10月29日)
公務員の魅力
第1部 県庁・市役所職員
第2部 警察官
講 師
宇野 明子
1999(平成11)年卒 ・ 岐阜県庁職員
三浦 透
大府市役所職員
森本 洋
愛知県警警察官
木村 真也
愛知県警警察官
受講した学生から
- 県や市の職員の方々が、災害時に避難所の提供や生活・産業の立て直しなど、市民からは見えない部分でも活躍されていることを知りました。避難所といっても、全員が同じ場所で過ごすわけではなく、集団生活が難しい方やペットを飼っている方々のための避難場所の設置政策なども行われていることに驚きました。これまで考えたことがなかった内容だったので、仕事の一部を学べて非常に興味深い授業でした。
- 公務員は、民間企業と同様にクリエイティブな仕事をする機会が多く、マニュアルに付加価値を加えた柔軟な仕事をすることが大切だということなど、実際の公務員の方々の話を聞かなければ知ることができなかったことがたくさんあり、とても有益でした。また、地震や豪雨対策業務においては『自助・共助・公助』の考え方が重要であることや、子育て支援業務では経済対策が主軸であることなど、さまざまな公務員の実態を知ることができて良かったです。
- 今回、警察官の方の講義を通じて、警察官の仕事が普段イメージしていた以上に多岐にわたることを知るとともに、地域社会における警察官の重要性を改めて理解できました。警察の仕事は、犯罪の取り締まりだけでなく、交通安全の指導や防犯教育、住民との交流活動なども含まれており、地域の安心・安全を守るために地道な努力が重ねられていると聞きました。特に、住民との信頼関係を築くことが警察活動の基盤である点が印象的でした。また、近年のテクノロジーの進化に伴い、監視カメラやデジタル機器を活用しつつ、プライバシー保護に細心の注意を払っていると知り、社会的責任の重さを改めて感じました。今回の講義を通じて、警察官という職業が単なる治安維持にとどまらず、地域社会に深く根ざしたものであることを理解し、尊敬の念を抱きました。
第14・15回(11月5日)
豪華士業セミナー
法律を活かした仕事の実態
総まとめ
講 師
藤谷 久美
2004(平成16)年卒 ・ 弁護士
宮城 拓
1996(平成8)年卒 ・ 司法書士
三輪 貴哉
2006(平成18)年卒 ・ 社会保険労務士
栗山 貴志
1984(昭和59)年卒 ・ 税理士
古家 秀樹
1999(平成11)年卒 ・ 行政書士/宅地建物取引士
受講した学生から
- 今回の講義では、法律関係の弁護士や司法書士、税理士など、さまざまな職業の方々を招き、それぞれの職業がどのような事例に対応しているのかを学びました。法学部に所属している以上、大学卒業後に法律関係の資格が必要な職業に就くことも視野に入れていますが、実際にその職業がどのような内容を取り扱っているのかは詳しく知らず、弁護士なら法律関係の揉め事、税理士なら税金関係を扱うのではないかといった憶測を元にした知識しか持っていませんでした。しかし、今回の講義でそれぞれの職業が実際にどのような業務を行っているのかがわかり、非常に参考になりました。授業前に行われた課題では、事例に応じてどの職業が対応するかを予測するアンケートがありましたが、実際に職業の方々の話を聞いてみると、予想とは異なる点が多く、驚きました。来年からは3年生となり、就職活動も本格的に始まります。法律関係の職業も視野に入れているものの、実際にその職業がどのような仕事をしているのか漠然としか理解していなかったので、今回の講義を通じて、法律関係の職業に就くとしたらどの職業を選ぶべきかをより明確に考えることができました。
- 今回の講義を受講して、法に携わる仕事について改めて知る良い機会となったと感じました。現在、私は法学部に在籍しており、その中でさまざまな知識を身につける機会に恵まれていますが、実際に得た知識を活かしてどのような仕事ができるのかについて具体的に知り、受講前よりも理解が深まったと感じました。
- それぞれの資格試験の合格率についてのお話では、記念受験などを除いた実際の合格率は公表されている数値よりも少し高いことを知り、資格試験の勉強に対するモチベーションが湧きました。また、各資格を活かした業務内容について具体的にイメージできるようになり、どの資格に基づく職業が自分に向いているかを考える上でとても参考になりました。さらに、一緒に働きたい人材についての話では、先輩を立てることやマナー、素直さが重要だと知り、自分ももっと素直な人間になろうと思いました。