投票参加と選挙制度を学ぶ特別講義が行われました
11月1日(水)の3時限目と4時限目に、「政治学入門」(仁井田崇准教授・松本俊太教授担当)の講義内で、愛知県選挙管理委員会事務局の説田将光主任・本田優太主事をお招きし、特別講義「日本における選挙制度と選挙を巡る最近の状況」を行いました。この特別講義は、2016年度に現行の「政治学入門」の講義を開始してから、2020年度を除き、毎年行っているものです。また、今年度は、4年ぶりに教室で紙資料の配布やアンケートの実施ができるようになりました。
今回も、「投票率と投票行動」「日本の選挙制度」「選挙を巡る最近の状況」「愛知県選挙管理委員会の啓発の取組」の4つを御講義いただきました。主権者教育の重要性は、近年、至る所で言われており、国の政府(総務省・文部科学省など)も本腰を入れて取り組みをはじめています。地方自治体の選挙管理委員会によるこの特別講義も、この一環ではありますが、同時に、法学部における専門科目の枠内で行うものですから、この特別講義の内容は、専門性が高く、多岐にわたるものでした。とくに、日本の選挙に関する法律は非常に詳細かつ複雑ですが、非常に充実した資料を基に、手際よく解説いただきました。
この特別講義に出席した受講生の多くは、真剣な表情で講義に耳を傾けていました。既に選挙に行ったことのある受講生もそうでない受講生もいると思います。大半の受講生にとって、次の選挙は衆議院の解散に伴う総選挙になる可能性が最も高そうですが、今回の講義を契機に、投票への参加のみならず、受講生の政治に対する意識や政治全般への関わり方も、変わってくるかもしれません。