模擬裁判

 平成23年12月16・23日、附属高校からの進学予定者に対する入学前教育の一環として、模擬裁判を行いました。
 
 16日は、特設科目「実践法教育」の受講者が作成したシナリオにもとづき、学部の学生・教員が強盗傷害事件(ひったくり)の模擬裁判を演じました。被告人が「自分は犯人ではない」と主張して、有罪・無罪が争われている事件の裁判の様子を、高校生は熱心に見守りました。
 
 23日は、「実践法教育」の受講者(法学部生)が法の専門家である裁判官役、高校生が一般市民から選ばれた裁判員役になって、被告人の有罪・無罪について評議(話し合い)を行いました。主張・証拠の評価について、高校生からも様々な視点からの意見が出され、評議の結果出された有罪・無罪の結論もグループによって異なりました。
 
 模擬裁判・評議を経験した高校生からは、「臨場感のある模擬裁判で、裁判の具体的なイメージをつかむことができた」、「評議では自分とは異なる意見を聞いて有罪・無罪の判断が何度も動いた」といった感想が寄せられました。