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2014-11-26  総合
ゼミ紹介

 11月4日(火)、5日(水)の両日にわたり、来年度の「専門演習」を志望する現2年生を対象として、ゼミ紹介企画が行われました。各ゼミが設置する相談ブースを訪れた学生数は昨年度より増え、2日間で約400人にのぼりました。

 「専門演習」は、約20名の少人数制の演習科目(ゼミナール)であり、親睦会や合宿などを通じてゼミ生同士や先生との交流を深めつつ、専門学問領域の学習・研究を深化・発展させることを目的とする科目です。就職活動や大学院進学のためにもこの科目を履修することが望ましく、多様な専門領域からどのゼミを選択するかによって、3年次からの学生生活を大きく変えるものとなります。

 法学部では、ゼミ選択の情報を集める機会として、ゼミ紹介・ゼミ見学等の企画を行っています。各ゼミが設置する紹介ブースには、現役ゼミ生である3・4年生の先輩たちが、これからゼミを志望する後輩に対し、募集要項だけではわからないゼミの内容や様子を直接伝え、個別の相談に応じました。またゼミの内容を紹介するポスターの前には人だかりができ、友達同士で希望ゼミを検討する声も上がっていました。

 相談に訪れた学生は、普段なかなか話す機会がない先生や先輩から、ゼミの様子や楽しく学問に打ち込む姿勢を学んでいるようでした。また、通常のゼミを自由に見学する「ゼミ見学会」も併せて行われ、ゼミを選択する学生にとって有益な機会となったようです。
2014-11-11  講演会
 近年関心が高まっている日中・日韓関係の理解を深めるため、名城大学国際化推進センターの支援を得て、10月22日に「日中韓政治学セミナーⅠ」が開催されました。
 
包霞琴先生 徐正健先生

 講演者は復旦大学(中国)の包霞琴副教授(写真左)と、本学と交流協定を締結している慶煕大学(韓国)の徐正健副教授(写真右)でした。包先生には「転換期中日関係の特徴及びその原因」、徐先生には「韓国政党政治の両極化現象:その原因及び影響」というテーマで、それぞれ約90分間、講演をしていただきました。そのあと、肥田進法学部教授からコメントがあり、さらに両先生には、あらかじめ学生に募集していた質問にも答えていただきました。
 

 包先生は、中国知識人における日中関係の現状認識と今後の見通しが楽観論と悲観論に二分されつつも、どちらも多数派を形成していない現状について論じてくださいました。徐先生は韓国とアメリカの議会政治を比較したうえで、実のところ韓国における両極化現象はアメリカよりも穏やかであるという見解を提示してくださいました。両先生の講演は、私たちが抱きがちな中国・韓国にたいするステレオタイプのイメージに修正を迫るものであり、非常に興味深いものでした。
 

 聴講した学生は60名程度でしたが、熱心にメモをとる姿があちこちで見られ、中韓への関心の高さがうかがわれました。12月にも「日中韓政治学セミナーⅡ」の開催が予定されていますので、そちらにもふるってご参加ください。