10月12日(土)、日本法制史を専門とする代田清嗣准教授を講師として、令和元年度の公開講座を開催します。テーマは「見せない法と見せる刑罰 ―江戸時代の刑法思想―」。
現代とは異なり、江戸幕府では刑法典が非公開とされる一方、刑罰、特に死刑の多くは公開で行われていました。
このような制度設計はどのような意識、目的に基づいてなされたのでしょうか。当時の図像なども用いながら、江戸時代の刑法の特徴とその思想的背景を論じます。
テーマ |
「見せない法と見せる刑罰 ―江戸時代の刑法思想―」 |
講 師 |
代田 清嗣 (法学部准教授) |
日 時 |
10月12日(土)14:00~15:30 |
場 所 |
天白キャンパスN103講義室 |
予約や事前の申込みは不要です。上記の時間に直接会場にお越し下さい。多くの皆様のご来場をお待ちしています。
8月20日(火)から23日(金)までの間、中国の清華大学法学院の労 東燕教授による集中講義が行われました。
名城大学法学部は清華大学法学院と交流協定を結んでおり、この協定に基づいて2年に1度集中講義が行われます。開始から既に20年がたっています。
今年の講義担当者の労東燕教授は刑法が専門です。中華人民共和国が成立した1949年から現在に至るまでの中国刑法学の発展過程や論争の状況について、詳しい説明がありました。加えて2018年に憲法に定められた監察制度と法学教育の現状についても説明がありました。
日本とは異なる点がいろいろあり、参加学生にとっては大きな刺激になったのではないかと思います。
法学部懇談会では、10月3日と10日の2日にわたり、4限目コースと5限目コースに分けて「就職対策パソコン講習会」を開催します。
現在の就職活動では、パソコンを使いこなせることが必須条件となっています。企業研究や業界研究に必要な情報の多くをインターネットで収集しなければならないだけでなく、エントリーをインターネット経由に限定したり、WEBテストを課したりする企業も増えています。普段パソコンにあまり触れない方、情報リテラシーや電子メールの作法、オフィスソフトによる文書作成などをしっかり身につけたい方は、ぜひこの機会に習得しましょう。
募集定員は各コース50名です。受講希望者は、学生証を持参のうえ、法学部事務室(共通講義棟北2階)に直接お申し込みください。申込締切は
9月19日(木)です。ただし、定員に達し次第締め切ります。
4限目コース |
第1回 |
10月3日(木) 14:50~16:20 |
第2回 |
10月10日(木) 14:50~16:20 |
5限目コース |
第1回 |
10月3日(木) 16:30~18:00 |
第2回 |
10月10日(木) 16:30~18:00 |
参加費は無料です(ただし、懇談会費納入者に限ります)。2~4年生が対象ですが、1年生で受講を希望する方は事務室までご相談ください。詳しくは
こちらのリーフレットをご覧ください。
8月3日(土)・4日(日)、天白キャンパスでオープンキャンパスを開催しました。両日とも記録的な猛暑となりましたが、今年も午前9時半の開場から多数のご来場をいただきました。
法学部は、共通講義棟北に企画を集中させて、来場者の皆さんをお迎えしました。まず、1階の進学相談コーナーに専任教員が常駐し、入試や教育内容を中心に質問・相談にお答えしました。3階の模擬法廷では、将来の進路や日々のキャンパスライフへの疑問などを学部生・大学院生のスタッフに直接ぶつける「先輩に聞いてみよう」コーナーを設置。法学部オリジナルグッズの配布も行いました。
午前10時40分からは、模擬講義を実施しました。テーマは、3日が「法律学入門講義 : 何のために生まれて、何をして生きるのか ― 会社法210条を例に」、4日は「政治学入門講義 : 役所の仕事やしくみを政治学的に分析して理解してみよう」。
いずれも250人収容の大教室がほぼ満席になる盛況ぶりで、30分間という短い時間ながら、法学部での学びの一端を体験していただくことができました。つづく午前11時20分から、天白キャンパスで最大のキャパシティを誇る名城ホールで学部紹介を行い、こちらも模擬講義以上のご参加をいただきました。
午後1時半からの模擬ゼミでは、大学での学びの楽しさが凝縮された演習授業への参加を通じて、法的にものごとを考える醍醐味を味わっていただきました。両日とも、定員20名が早くに埋まり、多くの見学者が見守るなか、身近なテーマをもとに活発な討論が繰り広げられました。
30分間の討論では物足りない方のために、今年は追加の課題も用意。
こちらからご覧いただけます。
名城大学法学部の魅力を高校生の皆さんに伝え、進路選択の材料を提供するよい機会になったことと思います。ご来場・ご参加、ありがとうございました。