エクステンションセンターが12月15日の時点で把握している公務員試験の合格者速報をアップロードしました。公務員を目指す皆さんのたゆまぬ努力が実を結び、今年も難関資格を中心に多数の合格者が出ています。
合格実績のコーナーをご覧ください。
法学部応用実務法学科4年生の前村佳香さんが国家公務員採用総合職試験と財務専門官試験に合格し、福岡財務支局に採用されました。国家公務員総合職とは、国の政策の企画及び立案等に携わる職務で、かつては国家Ⅰ種と呼ばれていた試験区分です。また、財務専門官とは、地域の財政・金融に関わる国家公務員です。これらの試験で最終合格に至ったのは、旧試験制度の時代を含め、記録のある限りでは名城大学法学部では初めてのこととなります。
今回、法学部懇談会報の企画として、前村さんと伊川正樹法学部長、そしてエクステンション講座で前村さんを指導した大橋睦先生の三者で鼎談を行ないました。
その中で前村さんは、出身地である熊本から名古屋に出てきたいきさつや、エクステンション講座での大橋先生による「自分の限界を超えろ」という指導のおかげで精神力がつき見事試験を突破できたことなどを語りました。大橋先生からは仕事に就いたら周りはもっとすごい人が多いかもしれないが前村さんなら乗り越えられるだろうという話がありました。伊川法学部長からは今後は頑張ってやってきたことを仕事に生かすことが重要になってくるというアドバイスがありました。最後に前村さんは、名城大学は様々なバックアップ体制が充実しており、それを活用して頑張れば自分の夢がかなえられるというメッセージを後輩の皆さんへ残してくれました。
鼎談の詳細は、法学部生とその御父母(懇談会費を収めている方に限ります)にお送りする懇談会報99号(2017年2月発刊予定)に掲載されます。
12月9日と16日の2回にわたり、名古屋大学准教授のジョルジオ・ファビオ・コロンボ先生をお迎えし、国際専門研修プログラムの一環として法文化セミナーを開催します。
日 時 |
12月9日(金)14:50 ~ 16:20 |
テーマ |
The Birth of the Western Legal Tradition (西洋の法伝統の誕生) |
日 時 |
12月16日(金)14:50 ~ 16:20 |
テーマ |
Notable Features of the Civil Law Tradition (大陸法の伝統の注目すべき特徴) |
|
|
講 師 |
ジュルジオ・ファビオ・コロンボ先生 (名古屋大学准教授) |
会 場 |
共通講義棟南 517講義室
|
対 象 |
法学部生・法学研究科生 |
事前の申込みや予約は不要です。直接会場にお越しください。
11月30日(水)の3時限目と4時限目に「政治学入門」(仁井田崇准教授・松本俊太准教授担当)の講義内で、愛知県選挙管理委員会事務局の天野孝教・主査、赤羽茂樹・主任、竹山桂子・主任をお招きし、特別講義「日本における選挙制度と選挙を巡る最近の状況」を行いました。これは、県の選挙管理委員会が行っている、有権者の選挙に対する意識の向上と投票参加を促す啓発事業の一環であり、政治学の基礎を学ぶ「政治学入門」の内容に深く関わる重要なテーマでもあります。
講義の内容は、まず、投票率や投票行動に関する現状の説明として、戦後の投票率は低下している傾向があること・若年層の投票率が昔も今も低いこと・有権者に占める高齢者の割合が増加しており、そのために、多数派の高齢者層に配慮した政策が優先的に行われているという説があることなどが紹介されました。つづいて、現在の日本の選挙制度について、憲法や公職選挙法に基づいて説明されました。また、最近の状況として、2つの大きな変化について説明がありました。1つは、今年6月から選挙権年齢が18歳にまで引き下げられたことです。この直後に行われた参議院議員選挙では、新たに選挙権を得た18歳・19歳の投票率は非常に高かったというデータも示されました。もう1つは、有権者の投票参加を容易にするような数々の法改正が行われていることです。このような選挙をめぐる環境向上のための様々な試みは、現在でも続いているとのことです。
受講生は大変興味深く講義に聞き入っているようでした。受講生の大半は選挙権を得たばかりの1年生であり、これから生涯にわたって選挙や政治との関わりを考えてゆく上で、良い機会だったように思います。
10月31日(月)、11月1日(火)の両日にわたり、来年度の「専門演習」を志望する現2年生を対象として、ゼミ紹介企画が行われました。2日間で300人程の学生が企画に参加し、各ゼミが設置する相談ブースは大盛況となりました。
「専門演習」は、約20名の少人数制の演習科目(ゼミナール)であり、親睦会や合宿などを通じてゼミ生同士や先生との交流を深めつつ、専門学問領域の学習・研究を深化・発展させることを目的とする科目です。就職活動や大学院進学のためにもこの科目を履修することが望ましく、多様な専門領域からどのゼミを選択するかによって、3年次からの学生生活を大きく変えるものとなります。
法学部では、ゼミ選択の情報を集める機会として、ゼミ紹介・ゼミ見学等の企画を行っています。各ゼミが設置する紹介ブースには、現役ゼミ生である3・4年生の先輩たちが、これからゼミを志望する後輩に対し、募集要項だけではわからないゼミの内容や様子を直接伝え、個別の相談に応じました。またゼミの内容を紹介するポスターの前には人だかりができ、友達同士で希望ゼミを検討する声も上がっていました。
相談に訪れた学生は、普段なかなか話す機会がない先生や先輩から、ゼミの様子や楽しく学問に打ち込む姿勢を学んでいるようでした。また、通常のゼミを自由に見学する「ゼミ見学会」も併せて行われ、ゼミを選択する学生にとって有益な機会となったようです。