2015年に続き、今年もマリアン・ジョーゲンセン氏による「法文化セミナー」が2回にわたって行われました。各回のテーマは、6月3日に開かれた1回目が「文化の深層を探る!」、6月10日の2回目は「アメリカの文化の源は何か?」でした。
セミナーはほとんど英語で行われました。学生たちは4、5人ごとにグループをつくり、次々に発せられる「これについてどう思う?」「2分間で意見をまとめて」などの問いに答えるという形だったため、いっときも気が抜けない様子でした。質問を受けた学生たちは額を寄せて相談したうえで、自分たちの意見を積極的に述べていました。ただ、1回目の時に学生たちが質問に対する答えをほとんど日本語で話していたことから、2回目ではできるだけ英語で答えるようにと求めたところ、これはかなり大変だったようで四苦八苦していました。聞き取りはできても、英語で話すということは、やはりなかなか難しいようです。
終了後は、「とても勉強になりました」と声をかけて教室を後にする学生も見られ、知的好奇心を刺激する有意義なセミナーとなりました。
6月24日(金)、交流協定を結んで10年目となる台湾大学から2人の講師をお招きして、講演会を開催します。テーマにご関心のある方は、是非ご参加ください。
日 時 |
6月24日(金)10:50~17:50 (12:20~14:50は休憩となります) |
場 所 |
10号館2階 大会議室 |
講演1
テーマ |
仕事と家庭の両立難を超えて ―フェミニズムの観点から台湾の母性保護論争を論ず― |
講演者 |
陳 昭如 (台湾大学法律学院教授)
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時 間 |
10:50~12:20 |
講演2
テーマ |
家庭の政治と法哲学 ―予備的考察― |
講演者 |
顔 厥安 (台湾大学法律学院教授)
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時 間 |
14:50~16:20 |
報 告
テーマ |
日本の家事労働論争について |
報告者 |
松田 恵美子 (名城大学法学部教授)
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時 間 |
16:50~17:50 |
事前の申込みなどは不要です。上記の時間に直接会場にお越しください。多数のご参加をお待ちしています。
今年は、本学部がハワイ大学ロースクールと交流協定を結んでから20周年の節目の年にあたります。これを記念して、6月18日(土)、デービッド・L・キャリーズ教授をお招きしてアメリカないしハワイにおける法に関する最新トピックスや法学教育をテーマとするシンポジウムを開きます。
講 師 |
David. L. Callies 教授 (ハワイ大学ロースクール)
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記念講演 |
学生の授業参加の促進 - アメリカの手法を参考に |
シンポジウム |
法学教育におけるアクティブ・ラーニングのあり方 |
日 時 |
6月18日(土)13:10~16:20 |
場 所 |
共通講義棟南 S-201講義室
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講演は英語で行われますが、通訳がつきますので、ハワイやアメリカの歴史・文化・法制度に興味をお持ちの方は、是非ご参加ください。予約や事前の申込みなどは不要です。上記の時間に直接会場までお越しください。
また、シンポジウムに先立つ6月17日(金)2限(10:50~12:20/共通講義棟南 S-301講義室)には、「外国法Ⅰ」の中でキャリーズ教授による特別講義「アメリカにおける住居に関する機会均等、差別と包括的ゾーニング」も行われます。こちらも事前予約などは不要です。多数のご参加をお待ちしています。
講 師 |
David. L. Callies 教授 (ハワイ大学ロースクール)
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特別講義 |
アメリカにおける住居に関する機会均等、差別と包括的ゾーニング |
日 時 |
6月17日(金)10:50~12:20 |
場 所 |
共通講義棟南 S-301講義室
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6月28日(火)、台湾の輔仁大学から講師を招き、台湾法セミナー「台湾親族法における伝統的要素」を開催します。国際専門研修プログラムの一環として開くもので、外国法のなかでも特に日本と縁の深い台湾の親族法をテーマとする講演会です。
テーマ |
台湾親族法における伝統的要素 |
講 師 |
黃 淨愉 (輔仁大学法律学院 助理教授)
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日 時 |
平成28年6月28日(火)2限(10:50~12:20) |
場 所 |
共通講義棟東 H-701講義室
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事前の申込みなどは不要です。直接会場にお越しください。多数のご来場をお待ちしています。