6月21日(日)、法学会主催第10回法学部ゼミ対抗スポーツ大会(ソフトバレーボール)が、新体育館で開催されました。3年生の専門演習受講者を主体に、教員チームを含め、25チーム200名以上の学生が参加しました。
スポーツ大会は、各ゼミから選出された実行委員により組織された実行委員会によって運営されました。今年も実行委員が、委員長を先頭に、会場運営、試合進行、昼食や飲み物の手配など、頑張ってくれたおかげで無事終了できました。
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優勝:木村ゼミ | 準優勝:柳澤ゼミ |
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3位:加藤ゼミ | 3位:髙松ゼミ |
これを機会にゼミの結束もこれまで以上に強くなったことと思われます。実行委員の方をはじめ、学生の皆様、お疲れ様でした。
6月12日、リーダーシップ・トレーニング・コーチ(自己表現技術指導者と呼べばよいのではないかと思われます)として活躍するマリアン・ジョーゲンセン氏による「法文化セミナー」が行われました。
講演題目は「アメリカの文化」であり、英語と日本語を交互に織り交ぜての講演でした。講演自体が「アメリカ式」であり、十数人の出席学生に対して次々と「あなたはどう思う?」と質問が投げかけられ、学生にとってはまさしく異文化の体験となったようです。
講演において、興味のあることに対して積極的に関わっていき、逆に不満を覚えるというより興味のあるものを求めて、この時も積極的に道を切り開こうとするジョーゲンセン氏の行動力が感じられました。この点もまた学生への刺激となったかもしれないと思います。
「何か質問は?」の問いかけから引き出された学生の質問に対するジョーゲンセン氏の答えを通じて、いかにアメリカと日本では社会が大きく異なるかに学生たちが気づき、これを契機に日本社会というものを自分なりに考えるようになってくれるなら、それは大きな成果といえるでしょう。
11月29日(日)に実施される法学検定試験の内容や試験制度などについてのガイダンス(説明会)を下記の日程で実施します。
法学検定試験は、法学部生が普段勉強している法律の基礎知識を問う試験です。公務員試験や各種資格試験を目指している人にとっては、自分の到達度を確認するのに最適です。また、企業の就職活動の際のアピールポイントにもなります。
今年度も、学内で受験することができる団体受験を受け付けています。
受験に向けての疑問点などについて、法学検定試験委員会の事務局の方から直接説明を受けられるガイダンスを実施しますので、ぜひ参加してください。
事前申し込みは不要です。そのほかの問い合わせは、法学部資格支援室(10号館105号室)まで。
【日 時】 7月6日(月) 12:30~13:00
【場 所】 共通講義棟北N103教室
交流協定校であるハワイ大学ロースクールから講師を招き、「アメリカ法セミナー」と銘打って講演会を実施しました。ハワイ大学ロースクールとの国際交流協定は今年で19年目を迎え、毎年異なる講師を派遣してもらい、アメリカ法に関するトピックスを取り上げて講演を行っていただいています。
今年度招へいしたのは、ウィリアムソン・チャン(Williamson Chang)教授。ハワイ大学ロースクールでは、国際法や商法、経済取引法など多岐にわたって講義を担当されていますが、専門の研究テーマはハワイ法で、ハワイ先住民の権利保護に関する論文等も多数執筆されています。
今回のセミナーでは、6月5日に「アメリカ国外におけるアメリカ合衆国憲法の適用」というテーマで、アメリカ国籍のアメリカ人が外国で犯罪行為を行った場合、アメリカ合衆国憲法が適用されるのかという裁判例を中心とする講演をしていただきました。その中で、アメリカ合衆国という国の成り立ちや連邦政府と州政府との憲法上の位置づけなどの概略的な説明が行われ、90人ほどの参加者にとって、アメリカの法ないし政治制度の特徴である「連邦制」について学ぶことができる内容でした。
続く6月6日の講演では、「ハワイの歴史、マウナ・ケアと30メートル望遠鏡」というタイトルで約3時間にわたってお話を頂きました。ハワイ島にあるハワイ先住民族にとっては聖地というべきマウナ・ケア(山)に国際コンソーシアムが巨大な天体望遠鏡を設置しようという動きがあるという事例が紹介され、科学的関心と民族的自尊心との衝突という問題をはらんでいるとの紹介がありました。この問題はさらに、アメリカによるハワイ併合が適法な手続に基づいたものではないことから、今日でもアメリカ合衆国とハワイとの法的関係につながる可能性があるとの指摘がありました。講演の中では、ハワイの置かれている状況と沖縄とを対比してさまざまな類似点があり、認識を共有することができるのではないかとの問題提起がありました。土曜日にもかかわらず参加した約30人の学生たちにとって、新たな事実と発見を得る機会となったようです。
法学部では、国際化推進センターと連携して、次のとおり講演会を開催します。
いずれの講演会も申込などは不要ですので、ふるって参加してください。
法学部講演会-台湾法セミナー
【テーマ】 台湾の公正取引法の内容とその執行機関
【日時】 6/24(水) 9:10~10:40
【場所】 共通講義棟南 S301講義室
【講師】 謝杞森教授(真理大學財經學院)
【通訳】 劉涓汶氏(名城大学法学研究科博士後期課程)
【対象】 法学部学生、法学研究科院生(申込不要)
【主催】 名城大学法学部、国際化推進センター
【問い合わせ先】 法学部事務室(共通講義棟北2階)
法学部講演会-台湾法セミナー
【テーマ】 「権利のための闘争」を考える
【日時】 6/24(水) 10:50~12:20
【場所】 共通講義棟南 S402講義室
【講師】 蔡震榮教授(真理大學財經學院)
【通訳】 王莉莎氏(名城大学非常勤講師)
【対象】 法学部学生、法学研究科院生(申込不要)
【主催】 名城大学法学部、国際化推進センター
【問い合わせ先】 法学部事務室(共通講義棟北2階)
法学部講演会-台湾法セミナー
【テーマ】 違法性の意識に関する諸問題の再認識
【日時】 6/26(金) 9:10~10:40
【場所】 共通講義棟北 N102講義室
【講師】 王玉全助理教授(世新大學法學院)
【通訳】 楊遠寧氏(名城大学非常勤講師)
【対象】 法学部学生、法学研究科院生(申込不要)
【主催】 名城大学法学部、国際化推進センター
【問い合わせ先】 法学部事務室(共通講義棟北2階)