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2011-12-23  資格支援
資格支援室からのお知らせ

 法学部資格支援室では、過年度の各種資格試験問題集や六法を無料で配布しています。
 いずれも少し古くなったものですが、勉強には十分使えるものです。この機会に、自主学習の教材としてはいかがでしょうか。
 
 数には限りがあります。また、問題集・六法ともに、過年度のものですので、法改正等により適切でない部分もあります。使用する際には、この点にご注意ください。

 資格支援室からのお知らせは、随時こちらに掲載しています。是非、定期的にチェックしてみてください。
2011-12-09  資格支援
特別講座・第3回

 本学法務研究科(法科大学院)の実務家教員が、学部生に向けて講義を行う企画の最終回として、12月8日、青山邦夫先生による「要件事実論」を実施しました。
 
 裁判実務の基礎である要件事実論は、法務研究科では非常に重要な科目として開講されていますが、法学部で開講されることはあまりありません。
 元裁判官である青山先生から、実際の裁判手続や訴状の形式にしたがって、訴訟当事者はどのような事実を主張・立証する必要があるのか、裁判官はどのような事実を認定すればよいのか、という基本的な内容について説明されました。

 普段、勉強している民法や民事訴訟法の基本条文を、裁判実務の観点からすると違った角度から読む必要があり、それを行うことによって規定の内容の理解がより深まりました。

 聴講した学生からは、要件事実論と民事訴訟法に関する質問が出され、その違いと共通点について、青山先生から丁寧に回答していただきました。

 今年度の特別講座はこれで終了ですが、学部生の法曹実務に対する関心の高さがうかがえました。法学部としては、引き続きこうした機会を提供することができるように検討していきたいと考えています。
2011-12-09  資格支援
特別講座・第2回

 10月20日に実施された「法科大学院実務家教員による特別講座」の第2回目として、12月1日(木)に、宮島元子先生による「企業法務の実態」を実施しました。
 
 企業内弁護士としての経験を持つ宮島先生から、企業のなかで弁護士がどのような業務を行っているのか、どのような点に気をつけて業務にあたっているのかという具体的なお話がされました。
 「企業の法務部は、単独で利益をあげることができるわけではなく、他の部門のサポート役であるという“前垂れ”精神が大切だ。しかし、法に基づいて時には毅然とした態度を示すことも必要だ」というお話が印象的でした。
 また、法務部で働くために重要な能力は、自分の眼で真実を知ろうとする態度と、論理的に正確な文章を書く力だというアドバイスに、聴講者は頷きながら熱心にメモを取っていました。
 
 参加した学生からは、企業活動のなかで法律家の果たす役割の重要さを知ることができたといったコメントが寄せられ、第一回目と同様、有意義な講座となりました。