
10月28日(水)の3時限目と4時限目に、「政治学入門」(仁井田崇准教授・松本俊太教授担当)の講義内で、愛知県選挙管理委員会事務局の大野翔太郎主事・小島舜平主事をお招きし、特別講義「日本における選挙制度と選挙を巡る最近の状況」を行って頂きました。

講義の内容は、構成は例年どおり、「投票率と投票行動」「日本の選挙制度」「選挙を巡る最近の状況」「愛知県選挙管理委員会の啓発の取組」の4つでした。選挙管理委員会が取り組んでいる課題には、様々なものがあります。1つは、若年層を中心とした選挙啓発(投票の呼びかけなど)です。日本の各種選挙の投票率は、この数年はやや上昇しているものの、戦後間もない頃からみれば、依然として長期低落傾向にあります。とくに、若年層については、中高年層よりも投票率が低いことは以前と変わらない一方、高齢化の進行により、投票者数で見た場合は著しく減少しています。これらのことから、若年層のより一層の投票参加が期待されます。近年浮上しているもう1つの課題は、品位を欠く選挙運動や、公職選挙法違反に該当する行為(選挙妨害や虚偽の情報発信)への対応です。こちらについては、近年行われた法改正の他、選挙管理委員会の取り組みの紹介と、受講生への注意喚起が行われました。
また、この講義の最後で、愛知県選挙管理委員会の啓発活動の一環である「明るい選挙推進サポーター」制度が紹介されました。これは、県内在住の18歳~29歳(高校生を除く)からメンバーを募り、選挙啓発の企画立案やイベントの実施を行うものです。当科目の受講生も、30歳未満の県内在住者であれば、参加できます。他にも、愛知県選挙管理委員会は、各種SNSのアカウントを開設しています。受講生の多くは、今年2月の衆院選などで既に投票を経験していますが、今回の講義や選挙管理委員会からの情報発信を通じて、選挙と投票参加への理解が深まり、次回以降の選挙にも意識が向くようになればと思います。