10月26日(水)の3時限目と4時限目に、「政治学入門」(仁井田崇准教授・松本俊太教授担当)の講義内で、愛知県選挙管理委員会事務局の久世真輝主査・石川優斗主事をお招きし、特別講義「日本における選挙制度と選挙を巡る最近の状況」を行いました。この特別講義は、毎年、「政治学入門」内で行われているものです。2016年度から数えて、これで6回目になります(2020年度は新型コロナウイルス感染症のため中止)。
今回も、「投票率と投票行動」「日本の選挙制度」「選挙を巡る最近の状況」「愛知県選挙管理委員会の啓発の取組」の4つについて御講義頂きました。とくに、御講義の冒頭で紹介された、世代間の投票者数の格差や、その結果、高齢層の利益が政策に反映されやすいとする「シルバー民主主義」という議論は、若年層である受講生につよい印象をあたえたようです。また、選挙制度やその最近の動向については、細かく多岐にわたる内容を、非常に丁寧に解説頂きました。
このところ、昨年10月に衆議院選挙・今年7月に参議院選挙・来年2月に愛知県知事選挙・4月に統一地方選挙と、選挙が続いています。日本は投票を義務化しておらず、投票に行くのも行かないのも、有権者の判断になっています。この講義を機に、有権者である受講生の選挙への向き合い方も変わってくるのかもしれません。