12月8日(水)の3時限目と4時限目に、「政治学入門」(仁井田崇准教授・松本俊太教授担当)の講義内で、愛知県選挙管理委員会事務局の水口雅文主査・長野晴生主事をお招きし、特別講義「日本における選挙制度と選挙を巡る最近の状況」を行いました。現在の形の「政治学入門」の講義が始まった2016年度以降、この特別講義は毎年行われていましたが、昨年度は、新型コロナウイルス感染症のため、中止となりました。今年度は、幸いなことに感染状況が落ち着いていましたので、2年ぶりに実施することができました。
今回も、「投票率と投票行動」「日本における選挙制度」「選挙を巡る最近の状況」「愛知県選挙管理委員会の啓発の取組」の4つについて、日本の選挙全般にまつわる状況から非常に詳細な内容まで、御講義頂きました。また、今回の特別講義の直前の10月には衆議院選挙が行われました。大半の受講生にとっては、これが選挙権を得てからはじめての国政選挙でした。この衆議院選挙についても、投票率などの状況などが、紹介されました。さらには、2019年以降の参議院の選挙制度の変更や、次の衆議院選挙以降の選挙区割りの変更など、最新の状況まで講義されました。
来年は、夏に参議院選挙が行われます。この講義が、それぞれの受講生にとって、有権者として今後どのように世の中と関わってゆくか、改めて考える機会になればと思います。