4月27日(木)、松本俊太教授(政治過程論)が法学会の出版助成を得て今年1月に出版した『アメリカ大統領は分極化した議会で何ができるか 』の出版報告会を開催しました。
報告会ではまず、松本教授から同書の内容についての報告がありました。研究の動機や着想さらにはそれをどのように論じてきたかなど全体のあらましを紹介した後、各章の内容紹介がありました。政党内の凝集性の上昇と政党間のイデオロギー距離が拡大するという分極化が進行するアメリカ政治において、意外に与えられた権限が小さいアメリカ大統領がどのような政策形成(立法活動)を行っているかということを計量分析と比較事例研究で示しました。また、現在のトランプ大統領がもたらす影響についても見解が述べられました。
その後フロアの参加者を交えた活発な質疑応答と議論を行いました。