今年度、公務員試験に合格した学生、および各種資格を取得した学生の成果を祝福して、3月16日に合格祝賀会が行われました。
法学部の
資格取得等奨学金を利用して資格を取得した学生と、
エクステンションの講座を受講して公務員試験に合格した学生を対象として、約40人の学生が合格の祝福を受けました。
祝賀会には、本学部の卒業生である実務家の方々や、エクステンションで講座を担当されている先生方に来賓としてお越しいただき、合格者に対する祝福と激励のお言葉を送っていただきました。
また、今年度発行された「合格体験記」も参加者に配布されました。
3月3日(木)、法学会研究会が開催されました。今回の研究会では、法学部の出水忠勝教授(法哲学・法社会学)が、名城大学法学会選書として昨年12月に出版された『現代北欧の法理論』の出版報告会を行いました。同書は、「リアリズム法学」として知られる現代北欧の法理論の動向と特質を、「ウプサラ・リアリズム」と「ノルディック・リアリズム」という二つの潮流を対比させながら解明しようとする、永年にわたる出水先生の御研究の成果です。
研究会では、出水先生による同書の紹介と解説を踏まえ、同書が提起する「法とは何か」「法はどこに在るのか」という根源的な問いをめぐって、出水先生と、法律学から哲学や政治学まで様々な分野を専攻する各教員との間で、活発な議論が交わされました。
出水忠勝 『現代北欧の法理論』 (成文堂、2010年)