11月18日(木)、法学部法学会研究会が開催されました。今回の研究会では、法学部准教授の森川輝一先生が、名城大学法学会の研究出版助成金を得て今年7月に出版した『〈始まり〉のアーレント――「出生」の思想の誕生』の、出版報告会を行いました。同書は、20世紀を代表する政治思想家の一人ハンナ・アーレントの思想を、「始まり」や「出生」という概念の生成過程から解き明かす試みです。研究会では、森川先生による同書の紹介を踏まえて、活発な議論が行われました。
森川輝一
『〈始まり〉のアーレント――「出生」の思想の誕生』(岩波書店、2010年)