学術交流協定締結以来、今年で15年目を迎える、ハワイ大学ロースクールとの交流協定事業が、本年度も実施されました。今年は、6月25日(金)と26日(土)の2日にわたり、ローレンス・フォスター(Lawrence C. Foster)教授をお迎えし、特別講義ならびに特別講演を実施しました。
フォスター教授は、過去にハワイ大学ロースクールの副学部長、学部長を合計16年半にわたって務められた実力者で、本学部との交流協定の締結、継続に長きにわたって尽力されてきました。ご専門は中国法で、現在、1年の約半分を上海で過ごされ、中国の法曹に対する法学教育にも当たっておられます。
今回の交流事業として、「アメリカにおける司法権の独立に関する課題」というテーマで特別講義を、また「中国の経済発展および政治・社会の安定における法の支配の役割」というテーマで特別講演をそれぞれしていただきました。アメリカのロースクールで教鞭をとられているスタイルそのままに、教室の中を歩き回って講義をされ、受講した学生たちは、本場のロースクールの雰囲気を味わいました。また、フォスター先生のご講義に対して、アメリカの陪審制度の実態やアメリカにおける親子関係、中国社会の実態や法制度などに関する質問をし、普段接することの少ない外国の状況に触れる機会となりました。
今回の交流事業の概要は次のとおりです。
6月25日(金)4限 特別講義「アメリカにおける司法権の独立に関する課題」
(外国法Ⅰ内、共通講義棟北N‐107)通訳・伊川正樹准教授
6月26日(土)13:30~16:30 特別講演「中国の経済発展および政治・社会の安定における法の支配の役割」
(共通講義棟北N‐107)通訳・伊川正樹准教授
6月20日(日)、法学部ゼミ対抗スポーツ大会が開催されました。毎年恒例のこの大会は、今年で第5回目を数え、学生の間にもすっかり定着し、今年も熱き戦いが繰り広げられました。
今年の大会は、3年生の専門演習を基本的な単位として15ゼミ22チームのエントリーがあり、約180人の参加者が優勝を目指してソフトバレーボールを楽しみました。
各ゼミの代表者によって構成される実行委員会を中心に、約1ヶ月間かけて準備を進め、当日の運営も学生が主体となって実施しました。大会直前や当日に参加人数が変更になったりするなどのアクシデントにも見舞われましたが、実行委員の適切な判断により、大きな問題もなく無事大会を終えることができました。
毎年、この大会を通じてゼミの連帯感が増すと同時に、他のゼミの学生とも親交を深めることによって、法学部全体に連携の輪が広がっています。また、普段、教室では見られない活躍ぶりを発揮する学生や、準備・運営・後片付けという裏方的な役割を果たす学生の姿などを見ていると、この大会を通じて各自が学生時代の思い出を作り、成長を遂げていることを実感させられます。
【大会の結果】
優 勝 野上ゼミAチーム
準優勝 伊川ゼミCチーム
第3位 前田ゼミ・佐藤(一)ゼミ
第4位 松本ゼミ