- 氏 名
- 杉浦 林太郎(准教授)
- SUGIURA Rintaro
- 担当科目
- 研究分野
- 民法、物権法
- 研究の紹介
- 譲渡権限のない譲渡人から動産を取得した者に、所有権などを即時に取得させる制度であると理解されている即時取得制度について研究をしています(民法192条)。この制度があることによって、取得者は保護されますし、さらに、取引の安全も保護されているのですが、その反面、本来の所有者は自分の物を失うことになります。再び買い直すことのできる物であれば良いのですが、たとえば、思い入れのある物であった場合でも、所有者は物を諦めなければならないのでしょうか?そうしたことを考えていますが、研究の途上です。
- 主要業績
- 学生へのメッセージ
- もちろん、生きていくのに堅実さも必要ですが、大学生の時期はどんどんと背伸びをしてみてください。みなさんの思う「あこがれの大人」をイメージしてみて、そのイメージした「あこがれの大人」に近づくために、いろいろなことに挑戦してみてください。難しい本を読んで難しい議論をしたり、一生懸命バイトをしてバイクを買ったり、一人旅に出かけたり、いろいろなコミュニティに参加してみたり。そうすると、新しい世界に触れることができるし、夢や目標が見つかるかもしれません。いずれにしても、背伸びが自分を成長させてくれるはずです。私も、だいぶん前に大学は卒業しましたが、「あこがれの大人」になれるように、まだまだ背伸びをしていきます。
学 部 | 基礎演習1、応用演習1、専門演習1、専門演習2、民法1、民法4、インターンシップ1、インターンシップ2 |
大学院 | 民法4(物権) |
論文 | 「現代社会における即時取得制度の意義」、明治大学博士学位取得論文、2016年3月 |
論文 | 「動産の追求遮断に関する歴史的考察―『動産は追求されることなし』の意味に関する議論を中心に―」法学研究論集(明治大学大学院法学研究科)第41号、2014年9月 |
論文 | 「家族の思い出の品の取引不可能性に関する考察」明海大学不動産学部論集第22号、2014年3月 |
論文 | 「善意取得に関するヨーロッパ各国法制度の比較」法学研究論集(明治大学大学院法学研究科)第37号、2012年9月 |
論文 | 「善意取得制度の再考―スペイン民法464条の示唆を得て―」法学研究論集(明治大学大学院法学研究科)第35号、2011年10月 |