氏 名
八神 聖(教授)
YAGAMI Akira
担当科目
 学 部 司法入門Ⅰ・司法入門Ⅲ、不動産取引の法と実務(基礎・応用)
研究分野
不動産登記・商業登記制度、司法書士法(特に簡裁訴訟等代理関係業務)
研究の紹介
不動産登記は平成17年に全面改正され、登記申請のオンライン化が着実に進んでいます。法務省のデータにれば平成20年の不動産登記のオンライン申請件数は、1,022,347件です。従来の書面による申請を含む申請総数は15,958,962件ですので、約6.5%程度がインターネットを通じたオンライン申請でされたことになります。不動産登記申請のオンライン化に伴い、いわゆる権利書(正式には登記済証といます)は廃止され、登記識別情報という12桁の暗証番号(パスワード)が権利書の代わりに新たに登記名義人になった者に交付されることとなりました。今後、このオンライン申請及び登記識別情報が不動産登記制度にどのような影響を及ぼしていくかが当面の研究対象です。商業登記制度については、企業再編・事業承継と種類株式と商業登記の関係が研究課題です。司法書士法に関しては、簡易裁判所における司法書士の訴訟代理権の範囲及び裁判外和解の代理権の範囲が中心的な研究対象です。特に裁判外和解の分野は昨年末に裁判例が出始めたこともあり、さらに検討を深める必要性が高い分野だと認識しています。
主要業績
著書「裁判外和解と司法書士代理の実務」日本加除出版(2008年)共著
著書「簡裁訴訟代理関係業務の手引(20年版)」日本司法書士会連合会編・日本加除出版(2008年)共著
論文「簡裁訴訟代理関係等関係業務と要件事実-被告の抗弁と認定司法書士の簡裁訴訟代理権及び相談業務の範囲」商事法務「要件事実論と民法学との対話」(2005年)収録
著書「増資・株式発行と新株予約権の実務」新日本法規出版(2006年)共著
著書「遺言執行者の実務」日本司法書士会連合会編・民事法研究会(2009年)共著
学生へのメッセージ
「司法入門Ⅰ」、「司法入門Ⅲ」、「不動産取引と法」の講義を担当しています。「司法入門1」「司法入門Ⅲ」は、民法の全体の知識を深めるとともに、特に民法総則、親族・相続及び債権総論、債権各論等の重要論点についての基礎的理解を得ることを目的とした講義ですが、将来の法科大学院進学、公務員試験、各種国家試験、法学検定、ビジネス実務法務検定など各種試験に対応する基礎学力を確認し、さらに問題対応能力の養成にも配慮した講義を心がけています。「不動産取引の法と実務」は、不動産登記法と民法の物権・担保物権を中心として講義です。不動産登記法の改正やオンライン化の内容とともに、その前提知識である民法に物権と担保物権の知識を関連づけた理解を目指しています。司法入門の講義や不動産取引と法の講義から、学生の皆さんに法律を身近なものと感じてもらうとともに、学問としての法律により深い興味と学習意欲を持ってもらい、それぞれの将来の夢~法曹資格の獲得、国家試験、公務員試験等の合格や就職などを具体的に実現するための方向性を見だしてほしい、と思い講義を行っています。

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